モーターバイクでの崩れ林道登坂はスリリングかも
野貝原山周遊ハイキング
これが「のうが湖」に違いない。その北側に沿ってバイクの轍が続く道を進みます。ズブズブの湿地になっているところも何箇所か。そこの泥で汚れてしまう靴を、積もっている雪で清めながら。そして、次の十字分岐は、バイクのタイヤ痕にそって、左へと曲がっていきます。そして、さらに次の変則四差路では、当初の予定どおり右へと向かうことに。
この時点で、野貝原山のピークハントをすっかり諦めます。そこからの道は誰も通っていないようで、残雪が無傷で残っています。やがて、左下にグランドのような広場が見えてきました。地図では等高線間隔の広さが目立つところ。フェンスで囲まれています。その下側を通ることになってますが、すぐに分岐、どちらもヤブっぽい。
右側を選んでみます。途中左側に石垣があったので、ここが正解だったかと思っていると、その空間は谷川に落ちてしまいました。引き返すことも考えず、雪で分かりにくい足場をたどって、川へと下りていきます。倒木に掴まりながら苔むした岩の上を滑らないように渡って、何とか向こう岸にたどり着くことができました。
分岐で左側に進んでいたら、もっとましな道があったのかもしれませんが、それはまた次回に譲ることにします。たどり着いたところには、スネまで埋まる雪。さてどうするかと、キョロキョロ見渡したところ、ピンクテープを発見。そこには、雪が溶けて、バイクの轍で泥まみれになっている黒い林道が。途中、2つの分岐を正しく選択します。
崩壊して道が狭くなっていたり、ひどい段差があったりするのに、タイヤの跡を見ると、バイクはルートを選んで上手に通り抜けています。次の谷川では、突然道が途切れてしまいます。タイヤ痕は川に突っ込んで、その先には見当たらず。ソロリソロリと川を渡って見ますが、その先にも道らしきものなし。どうしたものか。
しかし、少し下流に向かってブッシュの中を進んでみると、その先にピンクテープ発見。そして、川の中を岸沿いにタイヤ跡が続いていました。その前方に林道の続き。お陰で、何とか乗り切ることができました。そこからは、ひどいガレ道ですが、轍は平に近いところを選んで通っていました。それにしてもこれは、かなりスリリングなスポーツ。
右に行く上り道との分岐をやり過ごして、橋を渡ると道路に。ここで山道終了とします。後は若干雪が残っていはいるものの、滑りもせず歩きやすい道。途中には、大きくて近代的な砂防ダムが、支流と合わせて3つありました。時刻は14時10分。そして、バスの発車は14時19分。間に合うのかどうか見当がつきませんが、一応速足で。
しばらくすると、下にバス通り。津田方面行きのバスが上っています。時刻はすでに19分。もう間に合うまいと、歩を緩めて、風景をカメラに収めたりしていると、駅方面へ下るバスが見えました。結局、バス停に着いたのは14時24分。余った55分は、排気ガスを吸いながら、山歩きデータの書き出しに費やすことに。(了)
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