神原口から左折することを言い忘れたのが気がかり
安芸アルプス縦走 金ヶ燈篭山から坂山へ
しかし、この坂山からの展望もほとんど真っ白。かすかに、みどり坂の団地がぼんやりと見える程度。水ヶ丸山方面もダメなので、早々に切り上げて、下りることにします。しばらくすると、先ほどの男性ハイカーに追いついてしまいます。やはり、先ほどまでは、ハイペースで飛ばしていたのかも。
今度はほんの少しだけペースダウンして、間隔を保ちながら後について下りていきます。このルートはあまり泥が露出していないので、滑りにくい。但し、苔むした岩に足を乗せないよう注意して歩きます。そのうち、マイペースで下りれるようになってきました。そして、歩きながら前を行くハイカーとヤマ談義に。
つい最近、広島に転任してきて、運動不足解消のために山歩きをしているとのこと。この前は絵下山に上って、今日は2回目らしい。そして、これまで、急傾斜の両神山(秩父)や石鎚山に上ったことがあるという話をしてくれました。こちらの山は奥が深いという感想と山で動物に出会ったことがあるかとの質問も。
それに対して、このルートの山ではイノシシの掘り跡以外は余り見かけないけど、芸備線沿線の山で、シカやイノシシ、キツネなどを見かけたことを話します。このあたりの急な山の代表として、天応の烏帽子岩。そして、ついでに、宮島の山には砲台や高射砲台など旧軍施設跡があることなども紹介しておきました。
そんな話をしながら、神原滝の前の急な岩場を過ぎると、そのうちにかなり勾配が緩くなって、標高が低くなってきたことを共感。水道設備を過ぎて、やや急な林道を下りていくと、ようやく、2号線バイパス高架下トンネルの手前に下りてきました。ここで汗に濡れた上衣を着替えるので、男性ハイカーに先行してもらいます。
そのとき、「トンネルを抜けて、道なりに下りていけば、2号線に出る」と説明し、さらに瀬野川沿いの旧道を通ることを勧めます。着替えをして、登山口に出てみると、ここは左に一旦上がなければ、まっすぐ下りることができないことを、思い出します。実は、この神原口の位置が工事のために変更されていたことをうっかり忘れていました。
少しばかり、そのあたりを見まわしてみましたが、その姿は見当たりません。ひょっとしたら、右側に下りて大回りしているのではないかと心配になりますが、もはや気にしてもしょうがない。ここから後は、自己責任で行ってもらうより仕方がないと思いつつ、旧道でも、ときどき前後を見通しながら歩きます。
確か、安芸中野駅の近くにクルマを留めているので、そこまで歩くとか言っていました。山を歩いた分だけ、平地を戻ることになります。ところが、瀬野駅のホームに下り立ってみると、その男性ハイカーが居るではありませんか。「疲労困憊、歩いて戻るのは断念」したとのこと。そして、先着しているということは、直近ルートを下りて来たに違いない。(了)
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