志和口駅に列車が到着する直前にネコ駅長現る
金明山・鎌倉寺山縦走
ひと息ついて、下山にかかります。15時03分、ちょうどいい時間。先ほど確保しておいた木杖を途中で拾って、下りの急勾配に備えます。心もち速足で下りていきます。ところが、思っていたほどの急斜面はありませんでした。それでも、落ち葉が溜まって滑りやすいところが多々あり。そんなときには、この木杖が役に立ちます。
雪の残ったシダ藪を前に、危うく道を見失いそうに。よく探してみると、いったん左に上って、再び下りることになっていました。何とか、まともなルートを進みます。何やら下界から大きな声。どうも新年あいさつの連呼らしい。おそらく、来年の市議選の候補者でしょう。同じことを繰り返し聞かされると、耳につきます。
やがて、谷に下りて、見覚えのある小川そのものがルートになっているところに。かなり緩やかな勾配ですが、コケの生えた岩に乗らないよう気をつけて歩きます。左膝は、ますます力が入りにくいような感じ。やがて、林道口に出てきました。少し先にある切り倒した木材のところで、汗に濡れた上衣を着替えます。
15時42分。16時08分発の列車には微妙なところ。ここはゆったりと、16時44分発に焦点を合わせるとするか。それでも、心もち速足で歩きます。すれ違う人に、軽くあいさつすると、「お疲れさま」の応え。出てきた県道は、踏切までまっすぐ。1km以上はありそう。ここから走ったら、08分に間にあうかもしれん。
しかし、間にあわないかもしれない可能性もあるのに、また汗まみれになるのはどうも・・・。やっぱり、ゆっくり行こう。三篠川の手前あたりで、踏切を列車が通過するのを確認。これで良し。志和口駅に着いて、ベストなどで防寒対策。そして、完歩祝いの一杯を飲んで、山歩きデータを書き出すことに。
その間にも、切符を買う人や指定席の変更など、駅は忙しそう。そうこうしているうちに、列車到着の案内アナウンス。すると、ひょっこり、りょう馬駅長と黒いもう一匹が現れました。壁新聞を見ながら、「まぁ、ネコなどどうでも良いこと」と思っていましたが、出てきたとなると話しは別。さっそく写真を撮らせてもらいました。
結構大きな身体。それに、伊達に駅長の帽子を被っているだけではなさそうです。人馴れしているようで、カメラを向けても落ち着いています。ポーズでもとっているのでしょうか。ネコ駅長に出会えただけでも、一便遅らせた甲斐があったというものです。今回のトピックスは、イノシシと、この駅長ネコでしょう。(了)
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