鬼ヶ城山の山名の由来はゴツゴツした二十畳岩か
二葉山から松笠山・二ヶ城山を経て木ノ宗山へ縦走
確かに観察してみると、ここには城跡の石垣らしき並びがよく残っています。山頂からの下り急坂を過ごすと、しばらく続く稜線の緩やかな尾根道。やがて、本格的な下り入ると、急坂が続きます。それでも、上ってきた西側の岩道ほどではありません。しかも、声をはりあげて歌いながら歩くと、それもほとんど気にもなりませんでした。
前回の市議選で落選して、再起を期している知り合いの候補者が、地元後援会のつどいで、ギターの弾き語りをして、賞賛を浴びたという『愛燦々』。歌ってみると、なるほど良い歌です。でも、歌詞をきちんと覚えていないので、うまくつながりません。こちらは、誰かに聞かせるわけでもないので、適当に繋げて口ずさみます。
ついつい、夢中になって少し滑りそうにはなりましたが、尻餅をついたりはせず。下山口の迷い込みそうな谷道は、木で塞がれていました。民家の近くに出て、汗に濡れた上着を着替えようとしたところ、あまりに犬が騒ぐので中止。しかし、このままでは身体が冷えるので、三篠川を渡って、河川敷に下りてすることにします。
そして、これまでまだ歩いたことのない土手道を歩いて、上深川駅へ向かいます。歩行者専用になっているので、安心。北に向かって歩いていると、鬼が城山の二十畳岩がよく目立ちます。何か痛々しい感じ。確かに、あのゴツゴツした岩が鬼の城のように見えないこともない。山の名前の元になっているのかもしれません。。
県道から駅への入口探しに、少し戸惑ってしまいましたが、何とか無事到着。予定していた16時台よりも、ずいぶん早く、15時17分でした。実は、15時台の列車に間に合うほど、早くは着かんだろうと思い込んでいたため、出発時刻を確認していなかったのですが、おりよく、すぐに広島行き列車が入ってきました。
切符を買うのに手間取っていた「山ガール」が3人いましたが、おそらく鬼が城山から下りてきたに違いない。すでに、この段階では、「山仲間」の意識が極めて薄くなってきているのでしょうか、あいさつを交わす雰囲気でもありません。こちらも彼女らにかまわず、空いている車輌に乗り込みました。
列車の中にも、白木山帰りと思しきハイカーかが、何人か離れて座っていました。もはや、彼らも完全な「他者」としての存在。こちらも、山歩きデータの書き出しに専念します。広島駅でも、乗り継ぎには余裕があって走りこむ必要もなく、しかも、その列車、広島駅発だったため空車。あとわずか2駅ですが、ゆったりと座ることができ、ここでも幸せな気分に。(了)
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