山水画のように尖った峰が連なる鎌倉寺山縦走路
金明山・鎌倉寺山縦走
道路に下りて少し進むと、乾いた棚田。風があたり難い石垣の隅で昼食にします。気温8.4℃、湿度50%です。1月2日なので、コンビニも品不足だったのか、オムスビは1種類しかありませんでした。それと「はみでたチキン」というハンバーグ風なものをセットで購入しました。結構美味い。
前方には、鎌倉寺山縦走路西端の槍ヶ峰が見えます。見るからに急峻。さっきから太陽が雲に隠れているので、だんだん寒くなってきました。特にコンクリートの上では、尻が冷えてきます。早々に切り上げて、時刻チェックすると、13時05分。これなら十分縦走できると判断。何しろ金明山とは違って、ルートがハッキリしているから大丈夫。
雲からしばし顔を出した太陽光線にあたりながら、道路を下ります。牛岩から流れてくる谷川の音を聞きながら、そして、時間がないのでチラッとだけ眺めながら西へ。県道のラーメン店近くまで進んだところで、鎌倉寺山登山口に到着です。さきほどの尖った山を見ているので、覚悟して挑みます。
思っていたとおり、いきなり急斜面の直登。キツいけど、その分視野が広がってくるのが早い。ピークを含めて展望箇所が、確か4つありましたが、上るごとに遠望ができるようになります。しかし、上るほどに険しくなり、とても前を向いて下山できそうにないところが、いくつもありました。
そこからの連なるピークは、どれも岩山。まさに後ろ向きに下りるところや絶壁を眺めながら、その縁を歩くところも。もし、積雪があったら、危なかったかもしれません。進んでいくうちに、標高が高くなるので、視野がもっと広がります。ここを歩いていると、不思議なことに線路を走る芸備線の列車音がよく聞こえます。
それにしても、行けども行けども、山また山。帰宅後、地形図から拾っただけでも10ピークくらいありそうです。それが、しかも水墨画に出てくるような尖った山。相当な高低差があるような感じがします。でも、岩の縁や木を手で摑んで上るから、気が紛れるのでしょうか。そんなに過負荷というわけではありません。
ようやく、鎌倉寺山ピークへ向かう道にたどり着きます。手前の鞍部に、下山ルートがあるのをチェック。それに備えて、木杖を確保します。そして、これまでより、少しばかり緩めの坂。そうは言っても、しばらく上り続けて、山頂(613m)に到着です。前回より念入りに探したつもりですが、やはり寺跡らしきものは見られませんでした。
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