この前難儀したシダ藪戻りは狐ヶ城山の上り道に
焼山アルプス かもんじょう~浄水場前
やがて、峠らしきところに到着。道はまだ続いているようですが、尾根に向かう道らしきところに、リボンがかけられています。特に案内はありませんが、「ここしかなかろう」と、上って行くと、まもなく尾根になり、小さなコブに乗り上げました。そこから、北西方向にピークが見えます。381峰もしくは掃部城山に違いない。
道は間違っていなかったようです。確信をもって、歩を進めていきます。若干落ち葉が溜まって滑りやすい急坂もありますが、それでも藪戻りしているところはなく、歩きやすい道。これなら大丈夫。やがて、381峰に上りつき、さらに緩やかな稜線をたどっていくと、掃部城山山頂(421.7m)に到着しました。
予定より少し早かったようで、12時少し前。昼食にするかどうか、若干迷います。しかし、これから先、腹具合と合わせて都合のよい場所があったかどうか、記憶が定かでなかったので、ここでオムスビ昼食をとることにします。気温13.7℃、湿度48%、風がないので日が差していると快適です。
とはいっても、じっと身体を動かさずにいると、だんだん冷えてきたので、適当なところで切りあげて、下りに入ります。緩やかな道。旧水道施設までは、なぜかしら、前回の上りからイメージしていたほど急坂ではなく、藪戻りもほとんどあまりありませんでした。下草の雨露に翻弄されて、惨々なめにあったという思いが残っていたのかも。
苗代垰を少しばかり西へと歩いてみると、そのまま山の斜面を、緩やかにトラバースしているようです。縦走路に引き返して、しし岩へと向かいます。今度は少し急な上り坂。しし岩の手前のコブにピークの表示がありました。しし岩の「しし」は、ライオンではなくて、しし舞いの「しし」のようです。それでもやはり、ガマに見えます。
そこからは、西に傾いた林の中を通る緩い道。押米垰からは、クルマが行き来する音が聞こえます。水道施設前に下り立ったところ、中東系の音楽に乗せた歌を鳴らしている乗用車が停車中、運転手が車内でゴソゴソしているようでしたが、すぐに発車してしまいました。さて今度は、狐ヶ城山へと向かいます。
ここは記憶にたがわず急坂。「じゃが、この前難儀した藪戻りは見当たらんで」と思って上っていくと、やがて、やや緩んだ後に立派なシダ藪がありました。これなら、雨露が沁みこんでズボンが濡れるはず。山頂に乗り上げると、441.6mの三角点。ここからは、稜線を進む穏やかな道になります。
すぐに、狐ヶ城大岩。ハシゴが立てかけてあったので、それをつたって岩の上にのぼってみます。高いうえに狭いので、周囲を見おろすと仙骨のあたりがゾクゾクします。とても、隙間の開いた向こうの岩に跳びうつる気にはなりません。間隔は1mくらいですが、怖い。這うようにして、ハシゴに戻って下りることに。
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