あいさつは大きな声で元気よくした方が反応が良い
広島やまなみロングコース順縦走
さらに若干上り下りして、丸山山頂に到着。反射板の手前の林はかなり成長している様子で、いっそう展望が遮られているよう。来年の初日眺望ハイキングをどうするか。そんなに先のことではありません。特に初日信仰があるわけではないのですし、己斐「地獄坂」を、自転車で上るのもしんどい。かといって、逃げるのもいや。
そんなことを考えながら、畑垰をめざして進む下草が刈り取られている道は歩きやすく、スピードが上がります。途中で出会った男性ハイカーと、共感をともにします。大茶臼山山頂へと向かっていると、何やら前のほうでバキバキという音。近づくと、枯れ枝をたたき落としながら歩く、白いヤギヒゲのハイカー。
この作業、何か意味があるのでしょうか。そういえば、白木山連山縦走のとき、胡谷山で出会ったハイカーもそんなことをしていました。樹木を保全するためでしょうか。それにしても、そのハイカーになかなか追いつきません。ようやく、枯れ木落としに専念したところを、何とか追い抜くことができました。
展望岩には、男女のハイカーがいました。それぞれにあいさつの声をかけても、はっきりした応答がなかったので、胸糞悪いと思いながら、到着時刻チェックの写真を撮ります。その気持ちを察したのかどうか、男性の方からの「写真を撮りましょうか」との問いかけ。ついつい「結構です」とつっけんどんな返事をしてしまいました。
しかし、ふたりとも心悪しき人ではなかったようで、下山時には快く道を譲ってくれました。それにしても、いつも座る岩を占拠されていたので、西側の岩の端から、広島の街を眺めながら、オムスビ昼食をとることにします。気温12.8℃、湿度50%ですが、風がないので心地よし。岩もそんなに冷えていなくて、尻には優しい。
昼食の後半にさしかかったところで、「こんにちは」という小さな遠い声が聞こえてきました。ひょっとして、さっきのヤギヒゲハイカーがこちらに向かってあいさつしたのだろうかと、振り返ってみますが、体幹を左右に回旋できる視界の範囲ではその姿が捉えられなかったので、応えませんでした。
そういえば以前、窓ヶ山の出岩に座って昼食をとっていたハイカーにあいさつの声をかけたとき、途中まで振り返ったにもかかわらず、反応しなかったことがありましたが、今回と同じ状態だったのかもしれません。あいさつは、大きな声で元気よくしないと、伝わらないこともあるということですか。
しかし、食べ終えたところで、先ほどの同じ声の人が近くまで来て、もう一度あいさつをしてくれたので、今度はその姿を見て、ちゃんと返します。「今日は天気が良くて眺めがいいですね」などと話します。その人が、枯れ枝落としハイカーだったのかはっきりしないまま、追い越して己斐垰へのルートを下っていきます。
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