林道への分岐点を探しあぐねて大幅ロスタイム
窓竜湖~極楽寺山縦走
五日市駅南口から、ちょうど待機していたバスに乗り込み、河内下原で下車します。ここは見覚えのある風景。八幡川が大きく彎曲しているところ。民家にある赤く実った柿の木が印象的です。橋を越えて、林道を下流(東)へと歩きます。あまり縁のない庭球場の下を過ぎると、河内垰への入口がありました。
模擬階段の急坂。そして、いきなり何本もの倒木の洗礼を受けます。しかし、さすが自然歩道、その下を潜って広めの道が続いています。とは言っても、崩落しかけていて、進むのに慎重さが求められるところも何箇所か。斜面を横に縫う道から尾根に乗り上げた、説明版のあるところが河内垰でしょうか。そこからは、谷道になります。
緩い下り勾配が続きます。歩きながら見る地図では、そのうち上りになりそうに思えたのですが、やや急勾配の箇所も含めてどんどん下りていきます。そして、小さな滝を経て林道に出てしまいました。「何か、おかしいで」と思いながらも、そのうち南への分岐があるはずと右側に気を配りながら、道なりに進んでみます。
すると大きな砂防ダム。当然、川もそれ相応の大きさになっています。「やっぱり変」。地図では、ダムや川はもっと東側にあるはず。「ひょっとしたら、南への分岐を見過ごしたのでは」と、戻ってみることにします。小滝あたりには、それらしきものはありません。さらに戻ったところにあった急坂の南へ行く道は、巻き道でした。
さらに戻ったところの枯川の南側斜面にあった道のようなもの。そこを上ってみると、その向こうはまた谷川。さらに、垰近くにある案内柱まで戻って確かめると、これ以上バックすると、振り出しに戻ってしまうことが判明。この上りで、汗のかいてしまいました。こうなったら、仕方ない。先ほどの砂防ダムへと引き返すことに。
地図をチェックしてみると、その先に尾根の途中まで上る道が記されているから、ひょっとしたら極楽寺山ルートに出れるかもしれない。もしはずれて、そのまま、五日市の町並みに下りることになっても、それはそれで良かバイ、と若干自棄気味に。それにしても、43分の大幅なロスタイム。出鼻を叩かれるのは、久しぶりです。
再び進行方向へ戻りながらも、執念深く、右側の地形の変化に目を配りながら歩きますが、結局、それらしき分岐は見当たりませんでした。ところが、砂防ダムから少し下ったところに、川へ下りる階段。そして、川向こうの山に上る林道のようなものもを発見。その階段を下りてみます。
そこには、中国自然歩道の案内地図がありました。案内板には、荒谷林道と書かれています。そして、行き先は植物公園。極楽寺山への行き先表示は何もありません。また、その道は、そこから一見したところ、砂防ダムの左端(南側)に突っ込んでいるようにも見えましたが、とにかく、試行錯誤で、行けるところまで行ってみることにします。
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