やっぱり崩落箇所はすべり落ちそうで危ない
玖波行者山・傘山(8×1.5)字縦走
錦龍の滝に至る手前に、268ピークへの上り口があります。今回は滝は諦める決意を固めていたので、そのまま上ります。地図を見て斜面を直登かとも予想していましたが、斜めに進む模擬階段の道でした。それでも結構な急登。膝にかなりの負担がかかりますが、基本的に一段一歩をめざして歩きます。
かなり汗をかいて、たどり着いた展望台には東屋。南側に道があります。どうも案内板の地図と違うのでは・・・、しかし、よく見るとそれは展望用の道。その先の斜面で途切れていました。ひと息ついて、今度は北へと戻ります。前方には、まだもう少し高いところ。何の表示も見当たりませんが、そこが山頂のようです。
木の間から、傘山を眺めることができます。ここから見ると、遠くて高い。よくぞ歩いてきたもの。そして、模擬階段もなく、やや歩きにくい急坂を、ずんずん北へと下りたつきあたりに、三叉路合流点。左(東)方向へと進みます。「崩落箇所あり 通行注意」という道。しばらくすると、行者山登山口の案内板。これが小コブからのルートでしょうか。
そこから、ところどころヤブ戻り道が再び。そして、段差のある急降。どこにあるか分からない崩落箇所よりも、この方が疲れると思いながら歩いていくと、ありました。斜面がずり落ちているところ。幅が10mくらいでしょうか。すでに時間が経過しているのか、その上の踏み跡が道になっています。
しかし、それでも、上も下も砂地の急斜面。気をつけて進まないと、滑ってしまいそう。それにしても、こちらも結構長い道程。大膳川を下って道路を歩くのとどちらが早かっただろうと思いつつ、最後の枯れ川沿いのイノシシの掘り返し跡が目立つ道を下っていくと、ようやく西山社へ到着しました。
ここで、汗に濡れた上衣を着替えて、鳥居の奥の急坂を上り、大歳神社ルートへと向かいます。分岐から下りる道は、思っていたほどの急勾配でもなく。石鎚神社を探しながら下りていきます。すぐ下の建物は神社ではありませんでした。その下の苔むした石橋を、慎重に渡った先に、立派な神社がありました。
今回は、石段を上ってみる気力が残っていなかったのでパス。そこからは、水が低きに流れるように足の向きに任せて歩けば、自然と下りていきますが、丁寧な案内板が要所々々にあるので、なお分かりやすい。一番最後の案内板を下山口とします。恵川に沿って歩き、玖波駅へと向かいます。
川のほとりで自転車に乗った親子が、「いっぱい魚がおるけど、何匹おるかね」と問答。のぞき込んでみると、淀みに色とりどりの大きな鯉が十数尾、泳いでいました。朝はひとつ下の橋のあたりまで海水が入ってきていたような記憶がありますし、「大雨でも降ったら、流さりゃぁせんのじゃろうか」と、鯉のことを心配しながらも復路を急ぎました。(了)
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