白木山口からの縦走路ではじめてハイカーと出会う
白木山連山縦走 可部~上三田
確か、低い地点から反射板が見えるところがあったはず、と気をつけていたつもりですが、見逃してしまったようです。かなり上った551ピークの手前のコブあたり、木がまばらになったいつもの定点から、眺めることができました。やはりここから見上げても高くて遠い。このコブへの上りは若干ヤブ化しつつあります。そして、とこどどころ馬の背も。
675.4ピーク手前の鞍部まで下りる道も、ヤブ戻り気味。抜け出たヒノキ林の中のヌタ場、春にはオタマジャクシがいっぱいでしたが、この季節、生き物の姿は見あたりません。3~4箇所あるこの水溜りは、どうも小さな川の流れにそってできているようです。そこから、急勾配で野性的な坂を上って、反射板のある675.4ピークにたどり着きます。
ひと息つきながら、阿武山から武田山・火山方面を眺めます。手前には、ここまで上ってきた尾根が、かなり低いところを横切っているように見えます。ここからは、割と緩やかな山道をたどり、やがて、707ピーク手前のコブの巻き道にある分岐を、東へと進みます。そして、出てきた鉄塔のコブは、丸刈りにされていました。おかげで、南・北の展望良好。
そこからの上り下りは、若干記憶が曖昧ですが、滑りそうな急坂を気をつけながら下りて、さらに岩場のある急坂を上ると、展望林道への脇道があります。それまで、今回は山道を通るぞと思っていましたが、その場に来ると、天気が良いので、そこからの景色を眺めたくなってしまいました。とは言っても、遠景は少し霞がかり。
林道とは言え未舗装で、背の高いススキが無数に倒れこんできているので、決して歩きやすいとはいえません。758ピーク電波塔の補修道との合流点をすぎると、広い林道になります。はじめの内、ガレが多いのですが、道を遮るものは何もない。やがて、山の状態をチェックしながら歩き、バイパス山道の入口を確認。
反対側には、758ピークに向う山道の入口。そこの案内板には、行く先が「中深川」と書かれていました。そうか、前回バイパス山道で出会った人は、ここから上ってきたのか。いつかそのうちと、考えつつ、最初の急坂を上っていくと、勾配が緩やかな尾根になります。林道ができる前は、ここが本道だったに違いない。
林道の「折れ反射板」のところに乗り上げて、北へと歩きます。唯一、西方面への展望があるところは、相変わらずススキが茂っていて、カメラのフレームには収まりませんでした。やがて、林道の交差点に到着。引き続き林道を通って、白木山登山口へと向かいます。それにしても今回は、ここまでハイカーのみならず誰ひとりとして、人に出会いません。
それでも、登山口から山道に入って進んでいると、まもなく、サカキのような束を持って下りてくる男性ハイカーと、ようやくすれ違います。しかし、そこから先、白木山山頂まで、独歩することに。尾根道を行くかそれとも巻き道か、あまり決めつけずに歩くことにしましたが、しかし、そのおかげで、椿谷ルートの下り口を見過ごしてしまいました。
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