今回も上三田ルートの最後を締めくくることはできず
白木山連山縦走 可部~上三田
ところが、突然、前を行くツーストックハイカーが立ち止まりました。水分補給をするとのこと。そこで、その隙をついて追い越すことにします。もちろん、先行することを断わって、あいさつしてからの話ですが・・・。ひょっとしたら、そのハイカー、こちらを意識してペースを上げすぎたのかもしれません。
とは言ってもそれは、後から考えたこと。そのときは追いつかれまいと、その後、こちらがハイペースになってしまいます。そして、かなり追い込んでいくと、木の幹に貼られた「上三田⇒」のテープ。前回、これに従ったばかりに、傷だらけになりながら急斜面を下りることになったと、無視して直進します。
そこから、ややヤブ気味な尾根を下りることに。しかし、確か、その前あたりに、道の真中に平べったい岩があったはず、と思うもののそれらしきものは見当たらす、通り過ぎてしまったのだろうかと、そのままどんどん下りていきます。やがて、林の斜面に。「これこれ!」、これが日吉神社北の登山口に通じているはず。
ところどころ、人の踏み跡のようなものもあります。それを見ながら、安堵して進みますが、それにしても、若干勾配が強いような感じ。尾根の右(東)側のはずと、その方向へ下りていきます。ところが、下り立ったところは、本来ならあるはずのない谷川。しかも、その先には人工的な池、さらに砂防堤でもあるのか、前方には高い壁が。
ここまでくると、完全にルートを間違えたことを確信。左の尾根に上がってみることにします。すると、途中にやや広い道があったので、そこをたどって尾根の先へ下りてみることにします。そこは、薄暗い林でした。すぐ右に先ほどの流れか、谷川が音をたてていました。前方には河津川。少し北側に下りてしまったようです。
そこから、朽ちかけた丸太橋を渡り、川沿いの道路に出て上三田駅をめざします。前々回もっと西側に迷い下りて、歩いたことのある場所。次の広島行きの発車時刻までには、十分時間がありますが、それでも、余裕を残しておきたいので、ついつい速めに歩いてしまいます。道行く人からかかる、あいさつに応えながら。
ひょっとしたら、ツーストックハイカーに再び出会えるかもと、少しだけ期待を込めて歩きます。自動車で来たのか、JRを使ったの分かりません。しかし、日吉神社あたりでも、駅でも、その姿を見かけませんでした。おそらく、道を間違えて北側に下りたこちらの方が、早めに里道に到着に違いない。縦走路を歩んでいるハイカーは、まだ山中にいる可能性も。
結果的には、最後を締めくくることができず、今回も上三田ルートを制覇することができませんでした。しかし、なぜかこの前のように、「当分このコースは歩きたくない」といった落ち込んだ気分はありません。次はもう一度、この上三田から上って道筋を確かめてみるつもり。白木山で昼食にするには、もう少し早めに出る必要がありそうです。(了)
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