どちらに進むべきかしばらく悩んだ焼山大観峰分岐
焼山アルプス(三石山~掃部城山)縦走
それでも、いくつかある急所を凌いで下りると、大小二対の巨大なコンクリートの建屋。地図では池のマークがあるので、水道施設でしょうか。その横を通り過ぎて押込垰に出ます。向かい側に山道が開いているようで、案内板が見えます。ここで、濡れた靴下を絞っていると、クルマが3台通り過ぎました。
しし岩へと進みます。しばらく不思議なほど下草のない道が続きます。確かに歩きやすいのですが、細い木の林が斜めになっているので、身体が傾きそうな感じ。しし岩の手前で、道が左右に分岐しています。左を選んでしまいましたが、ここにはシダが生い茂っています。「しまった」と思っているうちに、岩に到着しました。
右の道は巻き道だったようです。しかし、この岩、どう見ても大きな蝦蟇にしか見えません。そこから先は、さきほどのが前触れだったかのような、かなり激しいシダ藪戻り。それでも緩やかに下っていって、今度は細い林道の苗代垰に出てきました。前方には、かなり高い山。あれが掃部城山だろうか。
全コースシダ藪戻りの道なりに上ってみると、さほどハード過ぎることもなく掃部城山の山頂(421.7m)にたどり着くことができました。東西が開けています。しばらく南へ歩くと、かもんじょうバス停と焼山東団地へのルート分岐。今回は、焼山東団地へと進むことにしています。しかし、このルートも藪戻りがひどい。
何とか道が続いていましたが、やがて分岐にさしかかります。直進する道には、「大道田垰(十字路)」と、左へ直角に曲がる道には「焼山大観峰」という標識がかかっています。どちらも地形図にはない名称。しかも、直進は北方向、直角は西方向です。しかし、尾根を下りることになっているので、焼山大観峰へと下りてみることに。
ところが、途中で道が途切れてしまいます。二度ほど戻って、新たな分岐を見過ごしていないかチェックしてみましたが、結局、道らしきものは見つかりません。ヤブを漕いで下りるには高すぎる場所。「観峰」というのは見晴台のことかも。こうなったら分岐に戻って、やや不確信でしたが、まっすぐ進む道を歩いてみるしなかい。
進んでいくと、ときおり藪戻りしながらも、何とか続いていました。そしてやがて、西へと向かいはじめます。それにしても、激しいシダ藪、大きな葉と小さな葉の異なる種類のシダが交互に現れてきます。それでも何とか、「焼山東四丁目」方面への案内表示を発見。ところが、そこからは、埋もれてしまいそうなササ藪になってしまいます。
かき分けて、下にある道らしきものを探りながら、たどって進みます。しかし、ササだけならまだしも、ときおりその中に混じっているサルトリイバラが身体に引っかかって、行く手を阻みます。右手甲に切り傷も。そこを乗り越えるとようやく、山道らしくなってきますが、枯川の傍を進むためか、湿った道が続きます。
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