波乱万丈 まず大槌山の手前でルートを間違える
白木山連山縦走 可部~上三田
但し、山頂に向けての最後の上りだけは、三篠川流域の展望ポイントがあるので、巻き道ではなく、尾根を通ることにします。白木山山頂(889.3m)には、何組かのハイカー。しかし、広場があまりにも広いので、それぞれが離れて、テリトリーをつくって、それにはまり込んでしまうようです。あいさつを交わすような雰囲気ではない。
空には大きな白い雲があって、太陽を時々隠します。気温14.4℃、湿度58%。日が差していると暖かいのですが、陰ると肌寒く感じます。それでも、上ったことのある可部方面の高松山、福王寺山、螺山などを同定しながら、ゆっくりとオムスビを食べます。南原ダムも、確認することができました。
結局、他のハイカーとはふれあうこともなく、黙々と出発します。それでも、下り道では何人かのハイカーとすれ違い、あいさつ。上三田ルートへ進入口は、このまま白木山の下山道になってしまうのではないかと思うほど、下ったところにあるように感じますが。確かに、下りはじめのうちは道が、尾根を通っています。
ここからは、再び独歩。しばらく、滑りそうな急坂を、木をつかみながら下りていきます。落ちついて、しばらく進んだところで、「農園ルート」への下り口をチェック。しかし、「東尾根ルート」の上り口は、「確か、この辺じゃったんじゃが」と見当をつけながらも、はっきりと確認することができませんでした。
今回は、進行状況をつかむために、地図の主なピークに、JR中島駅からの距離を記入しています。白木山山頂までは8.3kmで、全行程18㎞のまだ半分にまで及びません。まだまだこれからが長い。農園ルートから巻き道を通る695ピーク、さらにコブの東尾根ルートを過ぎて、711ピークでようやく10.1kmになります。
もうすぐ、11.2㎞地点の大槌山と思って歩いていると、急に前方が斜面に。道がなくなってしまいます。「ありゃ、おかしいのぉ」と、周囲を探ってみると、右(北)側に道らしきものがあります。そこを下りていくことに。急坂ですが、何とか続いています。しかし、案内テープがまったく見当たらなくなってしまいました。
やがて鞍部に至り。そこからすぐに、あまり手入れが行き届いていない針葉樹林のコブに乗り上げます。その先には道らしきものもありません。ここまで来るとようやく、間違えていることが分かりました。下りてきた道を引き返すことに。再び鞍部の大きな倒木を越えて、坂を上っていくと、峰線の鞍部に向かう側道を発見。
上ってみると、何となく見覚えのある倒木があります。何とか、縦走路に復帰することができたようです。ほんの少しだけ早く戻ることができたのですが、先を急ぐので、本道のどこで、どう間違えたのかを検証することはしませんでした。やがて、間違いなく大槌山山頂(600.7m)に到着したので、それで良しと、安心して進みます。
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