カシャカシャと尾を振るわせて威嚇するシマヘビ
金明山ハイキング 牛岩~志和堀発電所
周囲の山、特に赤白鉄塔をチェックしようにも、林が邪魔してまったく見ることができません。そのまま、尾根にある道らしき空間をたどることにします。やがて、鞍部をずぎると、針葉樹林に到達。どうも、乗り上げるべき林道ヘアピンカーブは、すでに越えているような感じ。あそこから先の上りがキツかったんじゃが・・・。
前方に明るい稜線の尾根が見えてきました。踏み跡らしきもののある空間をたどって、ここを乗り上げます。すると、すぐに左前方から山道が合流。これがヘアピン林道からの上り道かもと思いつつ、林の中を通る緩やかな道を進んでいくと、ぼんやりと紅白鉄塔。やがて、向原が展望できる広場に到着します。
12時22分、気温21.8℃、湿度72%。穏やかな風が吹いて快適。前回と同じく、ここで昼食をとることにします。そして、ひとつめの目標について検討。ここまでのルートは、大半が斜面を直登する急勾配。高鉢山・安駄山縦走に匹敵しそうです。上るのにも苦労しましたが、下りるとなるとそれ以上に難しそう。しかも、道がはっきりしていない。
上りで左足首に感じていた痛み、靴紐を締め直してみると、快適に。気分よく出発します。金明山山頂(735m)は、林の中なので長居は無用。ヤブ戻りしている急坂を下りて、小川を越えて行きます。しばらくすると、城跡に到着。広い台状の林が段になっているので、城があったとしても不思議ではないのですが、資材運びが大変だったに違いない。
急坂を下りて、再びよじ登ると652ピーク。そこからすぐに展望岩に乗り上げます。稲穂の残っている志和堀の広々とした田園風景が見えて、晴々とした気持ちになりますが、長くは休まず先を急ぎます。森ピークを過ぎ、再び急降を木をつかみながら下りて行くと、第17鉄塔。そこからの下山道は尾根をまっすぐたどっていきます。
かなり下って、ヤブに囲まれたかと思われたところ、右側にあるシダの茂みに沿って進むと、山道が復活。さらに下りていくと、今日2匹めのシマヘビに出会います。目が合うと、木の陰に半分身体を隠しながらも、尾を細かく振動させてカシャカシャと威嚇してきます。こんなことは、初めて。ガラガラヘビと同じ仕組みかもしれません。
跳びかかってきてはいけないので、あまりかまわずに先へと歩を進めます。道がだいぶん怪しくなってきました。急に右に折れて、谷へと向かっています。この道は、この前も歩いた覚えがありませんが、少し下りてみます。すると、どんどん谷へ下りていきます。しかも、斜面に消え入ってしまいそうです。
そこで、先ほどの尾根側に戻ることに。斜面にある道のような空間をたどっていきます。そして、ヤブを漕いでいると、この前通ったことがあるかもしれないという見覚えのある箇所に出てきました。歩いていくうちに、それが確信に。やがて、前方に見えてきたのは、幅広いスペース。
はじめは、まさにスペースのように見えたのですが、下りてみると、朽ち果てた林道。ここは、間違いなくこの前下り着いたところ。倒木に覚えがあります。ひょっとすると、先ほどの谷へ向かう道は、そのまま下りていったとしたら、この朽ち果て林道に合流していたのかもしれません。いつか時間を気にせず、探索してみたい。
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