「暑いから休みんさい」の誘いを振りきって歩き出す
安芸小富士・下高山縦走プラス似島一周
風景を堪能した後、下山にかかります。176ピークまで下りたところで、往路でチェックした来た方向への分岐。黄色いテープがあるので、行ってみることにします。ちょっと下草が茂っていたリ、ときおり細い倒木があったりしますが、尾根道が続いているので、安心して進んでいきます。
ところが、棘のある草を避けて進むと、急にヤブに囲まれてしまいました。前へは行けません。少し引き返して分岐を探しますが、それらしきものはありません。仕方なく、草の少ない左側斜面を下りてみると、貯水槽のようなもの。そこから空間をたどって尾根に戻ると、山道が復活していました。
いったい、どこから途切れたのかと後ろを振り返ってみますが、あまり深追いせず。これ幸いと前に進みます。しかし、その道もやがてシダ藪に。かき分けて下りていくと、その先には開かれた段がありました。続いて、柑橘類の植えられている畑が。他に道らしきものが見当たらないので、そこを控えめに下りていきます。
ようやく道に出てきました。やがてコンクリート道路に。ひょっとしたらこのあたりに、海側の道路に通じている道があるかもしれないと、地形図を再チェックしてみます。どうも山越えの道。ざっと見まわしてみましたが、それらしきものはなさそうです。とにかく、町並みへと下りることにします。
似島の二山を歩いたサイトには、「物足りないかもしれない」とありましたが、ここまでで、すでに疲労困憊、十分満足したと思いながら歩きます。神社と寺を確認しながら、民家の間の細い道を縫って、ひとまずエアコンの効いた桟橋の休憩所へ。しかし、次のフェリーまでには、1時間以上待ち時間があります。
少し休んで、やはり一周ウォーキングに出かけるかと決意を固めかけた頃、地元の女性が休憩所へ涼みにやってきました。「今日は特別暑いね」との問いかけに、わが意を得たりと共感。しかし、「無理せんで、ゆっくり休みんさい」という「悪」の誘いを、「もう十分休みました」と蹴って出発します。
今回はこの前のサイクリングと逆方向に回ります。役所を過ぎてしばらくすると、何か魚のハラワタが腐ったような匂い・・・。とは言っても、それを嗅いだことはありませんが、そんなイメージの悪臭が漂ってきます。そこを何とか切り抜けて、海岸の道路を歩いて、のんびり歩いている親子連れを追い越し、マリンペンションの手前に。
そこには、山に通じている階段がありました。これはひょっとしたら、先ほど探した山越えの道が下りてきているのではないかと想像します。これを歩いて今日の日程を終了させるかとも考えますが、再び同じ町並みに下りるとしたら、もうひとつ気が進みません。そのまま初心貫徹、周回の道をたどることにしました。
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