柚木城山から展望できる鉄塔が聳えている山々
広島やまなみショートコース逆縦走
鬼ヶ城山の八畳岩には、ハイカーが2人休んでいました。たまにはここから眺めてみたいものと思いながらも、縦走者としては、そうも言ってはおれないと自らを戒めます。山頂(282.4m)で、ひと息ついていると、先ほど八畳岩の上で休んでいた男性ハイカーのひとりがあいさつを交わして、通り過ぎます。
さらに、軽装の長身細身の女性が山頂スペースに入ってきました。どうも、誰かを探している様子。それを機に出発することにします。しかし、すぐにその人が追いついてきました。どうもスタイルは、ランナーのよう。素早く、足場を確保しながら下っていきます。先に通った男性と話しているような気配がしましたが、すでに姿は見えず。
捻れ階段を上りかけたところで、下りてくる女性ハイカーに道を譲ってもらいます。おかげで、何とか休まず上りきって、315ピークへ。今回は霊泉寺ルートの入口を見逃すことなくチェック。手前の鉄塔に近いことを改めて確認します。そして、いつも気持ちの良い緑のトンネルを抜けて、柚木城山のコブに近づきます。
急坂を上っていると突然、手すりにしている木から、左肩に「突き」を喰らいました。軽い痛みを我慢しながら進みます。柚木城山山頂(339.4m)には、男性ハイカーがひとり休んでいました。ここからの展望があまり良くないことを嘆いています。そういえば、周囲の木が伸びていますし、広場にもササが生い茂っています。
そのハイカーから、東に見える鉄塔のある山の名前を聞かれました。鉄塔といっても、絵下山以外は小さくぼんやりしているのに、よく見えること。「目が良いですね」と讃えながら、呉娑々宇山、原山、そして絵下山。さらに灰が峰、そして今日は天気が良いので、野呂山まで同定することができました。
「よく知ってますね」というので、「広島市周辺の山は、たいてい歩いています」と応えておきます。己斐から上がってきたということで、これからの行き先をたずねると、すぐに下りるらしい。「武田山まで行くので、お先に」と言うと、「健脚ですね」との賛辞に「否」と応えましたが、後から火山あたりで、「確かに、ある程度鍛えておかないと歩けないかも」と思い返します。
己斐垰から大茶臼山へ上るルートを上ります。勝手知ったる山道ですが、やっぱり、このコースでいちばん難儀なところに違いない。乗り上げた展望岩には、こんなに天気が良いのに誰もいませんでした。気温23.7℃、湿度55%。微風が吹いて快適。かなり平になった造成地を眺めながら、ゆっくりとオムスビを食べます。
昼食も終盤に近づいた頃、年配の男性ハイカーが電波塔ビルから下りてきました。岩を飛んだりする元気な人。あいさつを交わした後、歩いてきた直後で暑かったのか、「木陰がない」などと独り言しながら、双眼鏡で周囲を眺めることに夢中。こちらも黙々と片づけて、先に出発します。
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