急坂を上った安芸小富士山頂には先客の山ボーイズ
安芸小富士・下高山縦走プラス似島一周
取り付きからしばらく、歩きやすいコンクリート道が続きます。薄暗いササ藪を過ぎて竹林の急坂に。ヤブ蚊が腕にもぶれついてきます。手で叩き落としますが、何ヶ所か刺されてしまう。しばらくすると、前上方に空。尾根に乗り上げました。そしてさらに進むとコブ。そこからは、ゆるやかな稜線に。
そこコブが、ひょっとしたら156ピークかと思い込みますが、それにしては、「少年自然の家」ルートの下山口が見当たらない。熱心に探したわけではありません。ピストンルートだから、帰り際に、よく探してみることに。それだけでなく、これから先にも、下山口があるかもしれないので、ちょっとだけ気を張りつめて歩きます。
なかなかそれらしきものは見当たりません。ところが、かなり進んだ気分になったあたりで、小さな鞍部に分岐がありました。「臨海公園 展望台」「海洋の浜(堀口海産)」と書かれた表示板。展望台がどこにあったものか浮かんでこない。これが果たして想定していた分岐なのか、もうひとつ北側にある下山ルートではなかろうかと疑います。
途中の抉れた岩道で休んでいた、小学生2人とお父さんらしき親子連れを追い越します。「あの人に付いて行けば」と相談する弟の声が聞こえましたが、迷いようのない一本道なので意味不明。疲れていたのかも。しかし、そこから安芸小富士山頂までは、まだまだ相当な距離。急坂の岩場も2ヵ所ありました。
西側の海を展望しつつ登坂。山頂あたりから、話し声が聞こえてきます。3人の男性ハイカーが休憩中。ひとりは寝ころがっています。あいさつして、どこから上ってきたのか聞いてみると、「似島港から」では通じず、「家下から」とのこと。同じルートを上ってきたようですから、ひとつ早いフェリー便で来たに違いない。
結構キツイことを共感しながら、「よくここへ上るのですか」と聞いてみると、「はじめて」とのこと。それでは分からんかなぁと思いつつも、先ほどの分岐ルートの「展望台」とはどこのことかたずねてみると、似島汽船のガイドマップを取り出して、「少年自然の家」の近くへ下りるルートと教えてくれました。
そのハイカーたちは、これからそのルートを下りて、学園桟橋13時発の便に乗る予定だとのこと。なるほど、ヒントはあの略地図にあったのかと思い起こします。しかし、あいにく今日は持ってきていませんでした。それにしても、後からこの地図をチェックしてみると、このルートは学園桟橋に行くには、少し遠回りになるようです。
ほんの少し北方向へ下りて、「ジャングルくだり」下山口の案内表示をチェック。危ないルートらしく、事故・ケガは自己責任といった趣旨のことが書かれています。ここも今回のコースからすると、中途半端になるので、予定どおり引き返します。先ほどの男性ハイカーたちに、このルートの存在とこちらの予定コースを話して先発。
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