向山登山口は二重構造になっていて分かりにくい
向山~窓ヶ山縦走
自転車を置いて、ホームのベンチに座っていると、たまたま隣に座っていたハイキングスタイルの女性から、「ええ風が吹くね」と声をかけられます。「ええ風じゃなしに、強風でしょう」と真剣に反論。今度は「どこへ上るん」との質問に。「向山から窓ヶ山へ」と応えますが、横川駅とのつながりがピンとこない様子。
こちらからも、めざす山をたずねると、「オオギヤマ」とのこと。八本松からバスで行くらしい。八本松からなら、曽場ヶ城山と〇〇山(そのとき名前が思い出せなかったけど深堂山)を歩いたことがあると話します。川上弾薬庫の北側にある〇〇山と言っても、弾薬庫の存在そのものを知りません。
ハイカーの侵入を阻んでいる、あの広大なエリアもあまり認識されていないようです。定刻になると列車が着たので、立ち上がります。しかし、その女性ハイカーはホームのベンチに座ったまま。おそらく、他のハイカーと待ち合わせでもしているのでしょう。挨拶して、列車に乗り込みます。
横川駅へ向かう列車は定刻で運行しているようですが、確かトンネルの出口あたり(太田川の鉄橋にさしかかる前か)で、「信号待ち」ということで数分間ストップ。強風が吹いていたのかもしれません。それでも、たまたまバスの発車時刻まで余裕のある便だったので、何とか間に合いました。
駅前から、「こころ西風梅苑」行きのバスに乗り込みます。初めて乗るので、少しドキドキ。進行方向が見えるよう、いちばん前の運転手の横の席に座ります。西風新都インターまでは、これまで何度か通ったことがありますが、「こころ」は未踏の新興団地。バス路線はその中のポイントをグルっと回ることになっているようです。
終点で降りて、登山口をめざします。分かりやすい道ですが、それらしきところの手前と向こう側が相対する坂になっています。手前には林道のような幅広い道、どうも山歩きサイトの写真にあった取り付きのイメージと違う。向こう側の坂まで歩いてみます。すると、そこには、草茫々で道らしきものがありません。
その北側はずっと則面が続いているので、手前にあった坂道へと戻ります。上ってみると、写真の登山口が・・・。古いけど案内表示板もありました。二重構造になっていたようです。そこを上って、振り返ってみると、立派な戸建住宅が並んでいます。でも、「絵的にはもうひとつかな」と思いつつ、しばらく続いている模擬階段を上っていきます。
送電鉄塔過ぎたあたりから、山道になります。さらに反射板を経て、「大谷の滝」への分岐。いつか下りる機会があるかなぁ・・・。そこからは、藪っぽいところや急坂もありますが、道は確かに続いています。そして、稜線に乗り上げると、道はしっかりとしてきました。でも、まともに強風が吹きつけて木々がゴウゴウと恐ろしい音をたてます。
クモの巣も吹き飛ばされたのか、林の中を進む道でも、ほとんどひっかかりません。640峰から、グッと南へ彎曲して向山(665.9m)に到着。ここも木に囲まれています。山頂には、石内の地元では「高山」と呼んでいるとの説明板。おそらく、麓によって呼び方が違ったのかもしれません。白川方面から見たときには、窓ヶ山の向こうの山だったのかも・・・。
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