激しい勢いで流れ落ちる錦竜ノ滝が音の源
玖波・行者山から錦竜ノ滝へと歩く
ここまで下りた分だけ、今度は上って分岐に戻ります。そして、また道なりに
進むことにします。その後、いくつかあった分岐には、心を動さないようにします。途中、クモの巣の張ったところや、藪戻りしているところもありましたが、軽くやり過ごして、「憩の森」らしき広場に到着しました。ここはキャンプ場なのかもしれません。
作業小屋のようなところがあったので、濡れた服を着替えるかと入ってみたところ、木製ベンチは埃まみれ。ここは諦めて、もう少し下ってみることにします。すると、東屋を発見。この座台の方が風に吹かれているため、まだまし。ハエのような正体不明の黒い虫が、追い払っても追っ払っても、しつこくまとわり付いてくるので、虫除けスプレーを身体にかけて防御します。
そこからしばらく歩くと、錦竜ノ滝に到着。雨はすでに止んでいますが、水量が増えているた
めかなりの勢いです。これが山頂や稜線で聞こえた激しい音の源のひとつのようです。正面から見て、滝は右(東)側奥にあるので、撮影しにくい位置。そこから後には、砂防ダムの人工滝が2~3ヶ所ありましたが、砂が限界まで堆積して、水がダムを越えるようになったものかも・・・と想像します。
なかでも一番大きな「大膳川砂防ダム」を下りたところで、ようやく赤い橋。渡りきったところ、突き当たりの斜面に、「大鉢山・忠四郎山」への登坂口がありました。いつか機会があったら挑戦してみたいとそのときは思いましたが、しかし、後から地図をチェックしてみると、忠四郎山まではかなりの距離。傘山よりもずいぶん遠いようです。まぁ気が向いたら、また・・・。
そのまま林道を下りて行くと、川下から男性が歩いてきたので、挨拶を交わします。今日
はじめて出会った人。やがて、最初の民家が一軒、しかし、そこから先の道程も結構長い。何とか、山陽道に到着、聳える高架橋の下を潜って、玖波駅への道をたどります。湯船団地入口までが緩い上り坂になっているので、ジワジワと汗が出てきます。
山陽本線の恵川の踏切を越えると、線路沿いに駅へ直通する道がありました。デイケア施設のような建物を横に見ながら、駅に到着。切符を買ってホームに向かって階段を上っていると、いきなり列車が入ってきます。すでに、遅れは解消されているようです。少し急いで、列車に乗り込みます。何とか座ることができたので、すぐ山歩きデータの書き出しにかかりました。休む暇なし。(了)
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