567ピークまでランニング一歩手前の速さで歩く
向山~窓ヶ山縦走
ところで、「白川上」14時16分発のバスに間に合わないと、次は16時台になってしまうので、少し急ぎます。それでも、今回はキレット部分にある大岩群を下の方へと進んでみます。岩の向こうは、森になっていました。時間がないので通過しようと思っていた「おんな岩」、すぐ傍だったのでちょっとだけ立ち寄ります。
さらっと眺めて縦走路に戻り、急登をよじ上ってコース最高峰の西峰(711.2m)に到着。ここには誰ひとりハイカーはいませんでした。ひと息ついて水分を補給。残り時間を気にしながらも、周囲を展望してみます。東方面は東峰が遮っています。その向こうに向山らしきものが見えるとしか言えません。
さて、これから白川口をめざして進みます。時間との勝負。この時点で12時38分。リミットは14時16分なので、残されているのは後1時間38分。山頂から続いているコブに、「魚切(西)ルート」の分岐がありました。南斜面側を西方向へ沿うように続いています。これでは、白川口から歩いてきたときには、気づかなかったはず。
その稜線を過ぎると、やや急で長い下り坂が続きます。そこをやり過ごしてからも、コブあり鞍部ありの道。そこを、後ひと押しすれば、軽いランニング状態になりそうなスピードで歩きます。途中で出会った男女のハイカー。女性が男性の背後に隠れているような様子。ひょっとして、こちらと顔を合わせたくない知り合いか?
そんなバカな・・・。わざわざ道を開けてくれたに違いない。引き続き速足で歩き続けていると、山道を左右両側から倒れこんでいるまっすぐな細い草が2本。手で払い除けようとすると痛い。サルトリイバラとは違う種類ですが棘があります。次は、男性の単独ハイカー。先ほどの男女ハイカーといい、この時間から上ってくるとは、さすが窓ヶ山。
567峰に到着したのは13時16分。ここを時間調整のチェックポイントにしていました。この時間なら、白川口まで余裕。ルートラボでの距離計算では後1.5㎞、少し先のコブにあった案内板には、1.8㎞の表示。誤差はありますが、後者の方が正確だとしても、この先は下り傾向だし、そんなに急がなくても大丈夫。
心もちゆっくりと、景色を楽しみながら歩くことにします。やがて林道の登山口に出てきました。日曜日にもかかわらず、砂利を運んでいるらしいダンプカーが通ります。それをやり過ごしながら、川の流れに沿って下りる林道を進みます。少し距離がありますが、バス通りに到着したのは13時51分。
少し北側にあるバス停を探し出して、14時16分までバスを待つことにします。その間、山歩きデータの書き出しをしようと試みますが、連日ハイキングの疲れが残っているのか、あまり筆が進みません。頭に何も浮んでこない状態に。バスに乗ったあともずっと、車窓からの風景を眺めて身体と心を休ませます。川ではサギが、上手に小魚を捕獲していました。(了)
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