ゆるい上りや九十九折の下り坂さえも苦痛に
小屋浦・坂δコース縦走
しかし、疲労が蓄積するにつれ、そのちょっとした上りが、さらには急な下り道も、辛くなってきます。それでも、先行頭部はまだ、何とか先ほどの回復の余力で乗り切ることができました。ところが、そこからの長くて急な九十九折りの模擬階段の下りが身体に応えます。よくこれを上ったものと思いつつ下りて、民家のある垰から「ずぶう(頭部)」への上り道をたどります。
上ったところに、屋根の付いた休憩所。東屋というのでしょうか。大きなベンチが日陰になっているので、横になってしばらく休みます。この先、もう藪はなかったはずと判断して、ついでに、汗で濡れた服を着替えることに。このルートでは、これまで誰ひとり出会うことはなかったから大丈夫。ずっと下の方に民家の窓が見えるけど・・・。
そこから、ずぶう見晴らしポイントに乗り上げて、今度は、コンクリートで舗装された坂道にを下りてゆきます。そしてこれも九十九折れに。本来は歩きやすい道のはずですが、今の体調ではツラい。少し多めにと思って用意していた2ℓの水も残り少なくなってきました。いつも以上に下山路を長く感じます。
途中墓参りの参拝者とすれ違います。ほんの少し微笑んで挨拶したつもりですが、こちらの顔は引きつっていたかも・・・。小さな坂の上にあった木製ベンチを見つけて、ここでも横になって一休み。そばに生えていたサルトリイバラが右腕を傷つけますが、そんなことにかまっていられない心境です。
そして、再び力を取り戻して、墓地から下りてゆくと、駅舎が見えてきました。助かった。しかし、以前通った上り口とは違う場所。それはまた、追究することにして、とにかく駅へ向かいます。改札口ある高架へは、遠慮せずエレベータを使用。自販機に跳びついて、エネルギー表示にはかまわず炭酸水を買います。
幸いなことに、ホームに下りると、広島行きの列車がまもなく入ってきました。冷房が効いた車内に、空席を見つけて座ります。それにしても、山歩きデータを整理するには、頭がボゥッとしすぎ。あまりにも気分が乗らないので、しばしの間、脱力して、体力を回復させることに専念しました。(了)
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