鉾取山見晴広場で出会ったハイカーは地元の人
安芸アルプス:坂山~鉾取山~金ヶ燈篭山縦走
そこから、少し下ってふたコブめの514ピークあたりは緩やかな稜線。ずっと前に平原から斜面伝いの急坂を上ってきた山道の合流点を確認。かなり藪戻りしています。やがて、補助ロープを伝って何とか下りることができる急降に。
そして、下りついた鞍部を歩いていると、何時になく鳥のさえずりがにぎやか。カメラを使って、しばらく録音してみます。この機能を使うのは初めて。おそらくビデオ撮りと同じように雑音が入るはずと思いつつ。ところが、それだけでなく、このために電池を消費しすぎたようです。
緩やかな針葉樹林を進み、分岐の連続する鞍部にさしかかったところ。これから今日のコース一番の長い急登を前に、ひと息ついて気合をいれます。覚悟して歩きはじめると、模擬階段が新しく造られていました。カメラを構えましたが、電池容量の不足で写真が取れません。
但し、その階段も長くは続かず、やがて木の根階段に戻ります。そして、下りの難儀を想像させる急登に。息を切らせながら額に汗して、何とか鉾取山の山頂(711.5m)にたどり着きます。少し休ませたので、ここではカメラが復活。但し、木が成長して展望はますます悪くなっているようです。
いつかこの鉾取山の南回りと北回りルートを歩いてみたいと思いながらも、縦走なので気分的な余裕もなく、ハイキングルートの緩やかな道を展望広場へと向かいます。ツツジが満開の広場には、男性ハイカーが休んでいました。挨拶を交わします。
同じく坂山から上ってきたとのこと。地元、瀬野の人で、それでも鉾取山は初めてらしい。今日はここで引き返して、平原分岐から街へ下りるということでした。話し好きなようで、こちらが昼食をとっている間もずっと、立ったまましゃべり続けていました。
しばらく東京に住んでいて、近くにあった標高2000mの何とか山によく上っていたとのこと。但し、その登山ルートは緩やかで、鉾取山のように直登急坂ではなかったそうです。今回は結構ハードに感じている様子。子どもの頃にまだ山だった「みどり坂」団地のあたりには、夕陽で黄金色に輝く竹薮があったらしい。
確か、30代前後に造成工事の進行を目にした廿日市の団地を思い出しながら、頷きます。思わず昼食休憩が、少し長くなったような感じ。挨拶して先に出発します。朝方、厚い雲がおおっていた空は、すっかり晴れ上がり、北側から積乱雲のように見える白い雲が流れてきています。
原山への模擬階段の緩やかな道。林道との合流点には、すぐ左側に新たな道が造られています。どこにつながるのだろうか、縦走方向とはあまり関係なさそうと思いつつ、林道から入って、今度は、やや急だけどそんなに長くはない坂を上ります。原山山頂(672.2㎞)にたどり着いたところで、水分補給。
« 坂山から歩く安芸アルプスの長くて暑い一日 | トップページ | 591ピーク東側の鞍部から天狗防山ルートへ »
「瀬野川流域」カテゴリの記事
- 高城山 みどり上~鴨の巣 ④(2023.11.02)
- 高城山 みどり上~鴨の巣 ③(2023.11.01)
- 高城山 みどり上~鴨の巣 ②(2023.10.31)
- 高城山 みどり上~鴨の巣 ①(2023.10.30)
- 高城山 鴨の巣口ピストン ④(2023.08.24)
コメント