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2013年7月17日 (水)

やっぱりガレだらけの「農園」ルートを下りることに

別当山から白木山へ そして農園ルートを下る

 白木山山頂までの道、様子をだんだん思い出してきました。今回は巻き道Imgp0377_editedを通らず、まともに尾根を歩くことにします。と言っても、たいしたことはないのですが、山頂手前の上りは結構キツイかもしれません。これまでも予報に反してポツポツ降っていた雨が、急に強くなってきました。

 おかげで、鉄塔前の施設から三篠川方面への展望はまったくありません。山頂(889.3m)の神社前には10人くらいのハイカーたちが、せわしなく色とりどりのカッパを着足したりしながら、集まっています。グループでしょうか。さらに雨と風が強さを増してきました。山頂周囲は真っ白で何も見えません。

 ハイカーたちは、小屋の方へ非難したようです。たまたま留まった神社の北Imgp0383_edited側が、風下になっていたようで、幸いにもあまり雨があたりません。それでもカッパを羽織っておきます。昼飯を食べていると、グループでは、下り道が話題になっていたようで、リーダーらしき人が出てきて、どちらへ下りるつもりかと問いかけてきます。

 未踏の東の谷ルートから下りようかと思っていたけど、あまりに風雨が強いから正面ルートにするかもしれないと話すと、グループは正面ルートから下りることにしたとのこと。「この天候ではそれが無難ですね」と応えます。おまけに雷まで、ゴロゴロと鳴りはじめました。危ない、危ない。

 そばにいたランナーが、「今日はこれで終りにします」と下りはじめます。「日Imgp0386_editedに何回も上るのですか」と問いかけると、「是」との応え。「田へしたもんだよ。カエルの何とか」。こちらも正面ルートを下りていきます。ところが、雷が鳴ってもいても、次々と山頂に上がってくる命知らずのハイカーたち。朝見かけた若者グループに似たハイカーたちも上がってきます。

 正面ルートも、これまで下りたことはないのだけど、それにしてもこのままでは何となく心残り。計画どおり、東の谷ルートの入口だけでも見ていこうと思い立ちます。当然引き返すことも念頭に置いて。しばらく正面ルートを下って、上三田分岐へ入ることに。しかし、この急坂、落ち葉が雨に濡れているせいか、いつも以上に滑りやすい。

 しばらくすると、ここではなかろうかという鞍部にたどり着きます。そして、南側をImgp0391_edited見ると抉れた谷。巻かれた赤・黄テープには、「農園」の文字。確か駅の東側に、貸し農園があったはず。ここに違いない。下のほうにもテープが見えます。何とか行るかも。雷も、谷までは落ちてこないだろうと、思いつきの安全神話をでっち上げます。

 しかし、やはりまともな道ではありません。崩れやすいガレが積もった急斜面。木を持ちながら下りていきます。テープを見失いつつ、しばらくすると再び見つけて安心するということを繰り返しながら進みます。もはや「道のようなもの」ではなく、「人の踏み後のようなもの」を頼りにして。しかし、金明山ではそれがシカの足跡だったことも。

 岩の底から、伏流水の流れる音がします。しばらくすると、道から水が流れ出しImgp0393_editedて、小川になり、滝のようなものに。その傍の急斜面を下りていきます。濡れた岩の上は滑るは、ガレ土の斜面もズズ~ッと身長以上に崩れ落ちるは、歩きにくいことこの上なし。それでも、水の流れが再び伏流水になり、やや歩きやすくなりますが、長続きせず。

つづき:水濡れ、泥まみれ、転倒を厭わない自然派好みか

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