下りの椿谷ルートも、農園ルートと同じような難路
白木山 東側尾根ルート~椿谷ルート
そこからは、正面ルートへ合流地点へ向けての急登。さきほどの尾根ルートほどの勾配はありませんが、疲れた身体にはキツイこと。歩き続けることができず、休み休み上ります。それでも、正面ルートに乗り上げてみると、何となく軽快な感じ。何人かのハイカーを追い越します。しかし、元気は山頂まで。
広場には数人のハイカー。今回は三田方面に向かって座ります。気温は25.0℃ですが、湿度が78%と蒸し暑い。眺望も、この前のように真っ白ではありませんが、高湿度のためかぼんやりしています。そして、いつもは足りない感のアナゴ巻き寿司が、不思議なことに半分しか喉を通りません。
熱い日差しを辛抱して休んでいると、大きなリュックを背負った若い男性ハイカーが上がってきました。同じようなリュックを白木山駅で見かけたけど、正面ルートをこの時間に上がってくるということは別人に違いない。などと思いながら、ちょうど体力が回復してきたところなので、話しかけてみます。
何とそのリュックの重さは20㎏とのこと。そして、これから一旦下りて、また上がってくるらしい。トレイルランもするとかで、知り合いは7回往復したことがあるが、自分はせいぜい3回と謙遜。それだけでも、すごい。よくやるもの。とても真似はできません。「見あげたもんだよ、屋根屋の○○○○」。
それにもかかわらず、こちらが東側尾根を藪漕ぎしながら上ってきて、疲労困憊していることを話すと共感してくれました。そして、椿谷ルートを下りることにしているというと、あそこはヤマビルがいっぱい出ると聞いたことがあると、教えてくれました。農園ルートでは出会わなかったけど気をつけよう。
そのトレーニングハイカーにお礼を言って、先に出発します。今回も尾根道を通ることに。鉄塔下のフェンスからの展望を試みた後、しばらく下りたところで、立ち止まっているハイカー。その傍を挨拶して通り過ぎたところ、そのハイカーがカシャカシャと音を鳴らしながら、10mほど後からずんずん迫ってきます。椿谷ルート分岐まで、ついつい足速に。
何度も通るこの分岐には、きちんとした案内表示があるし、福永ルート並みのきちんとした歩きやすい道に違いないと思い込んでいました。そのため、事前に十分納得するまで調査ができていませんでしたが、先ほど聞いたヤマビルにさえ気をつければ「何とかなるだろう」と、やや安易な気持ちで臨みます。
ところが、林道と交差してしばらくは、やや急な下り坂でしたが、テープを頼りに進んでいくと、斜面を直降する、ころげ落ちそうなほどの激しい急坂に。そして、谷にたどり着きました。谷川で顔を洗って、タオルや帽子を濡らすと、冷たくて良い気持ち。ところが、そこから先の道が分かりません。テープも見当たらず。
仕方なく川を下ることに。何やら前回の農園ルートと同じような事態になってきました。岩の合間を縫って何とか歩けそうなスペースをたどりつつ、目を凝らしてテープを探します。しばらくすると、反対の左岸にテープを巻いた木を発見。川を渡ってみると、何とか道のようなものがありました。
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