突然目の前を横切って森に駆け込む小動物
水ヶ丸山~曽場ヶ城山縦走
見覚えのある登山口から入った山道は整備されていて、ところどころ急な岩場があるものの、倒木もなく歩きやすい。雨足が少し強くなりましたが、気温が低いためか、幸いなことにクモの巣もほんの少しだけ。ヘビはまったく見かけません。しかし、禍福は糾える縄の如し。
その幸せと裏腹に残念なことが・・・。途中で乗り上げた岩場から見えるのは真っ白な霧のみ。展望はまったくなしです。そこから、もうしばらく歩くと、分岐。一旦南側の鞍部に下りて、急坂を上って、さらに次の分岐を南西に進むと水ヶ丸山山頂(660.2m)に到着。
ここからも白い空間が見えるだけです。ひと息ついて、分岐を間違えないようにして、急坂を慎重に下ります。荒れ道かと思っていた縦走路は、ここも予想に反して歩きやすい。今度は前回曽場ヶ城山から歩いたときに、昼食をとった「基19」の岩ピークを目印にします。
ところが、行けども行けどもたどり着かない。ひょっとして、岩場の巻き道を選んでしまい、通り過ぎてしまったのかと思いつつ進んでいると、送電鉄塔に出くわします。さっそく地形図でチェックしたところ、ようやく現在位置を確認することができました。
やがて次に乗り上げたピークには、652峰の表示が。ここも周囲は真っ白。それでも雨がほとんど止んでいるので、そろそろここらで昼食にするかと思いましたが、座るところがありません。少し東側に進んだところに岩場、雨で濡れているけども、肌寒さも含めて辛抱することにします。
気温18.6℃、真っ白な景色の中での食事、早々と済ませた後、待っていたのは急降。そして、次に乗り上げた岩場には、ロープの下ろされた垂直に近い岩壁。野性味たっぷりです。そして、その後に続く岩場では、北側を眺めようとよじ登りかけたところで、左膝を強打。
痛みを我慢しながら歩いているうちに、これまでに増して雨足が強くなってきます。今度は濡れた岩に足を滑らせて、ころげたりしながら進み続けていくと、探し求めていた「基19」の岩ピークにたどり着きました。思っていたよりずいぶん東側。
やがて、小倉名水への案内表示がある鞍部に到着。確か、前回はここまでに、岩場の南側をトラバースする道があったはず、そこで動かないシマヘビに出会ったのだけど。今回はそのルートを見過ごしてしまったのかなぁと思いつつ、曽場ヶ城山へ向かいます。
すると、前方でゴソゴソッという音。何か小動物が横切りました。丸い胴に短い足、斜面の林の中にでもジャンプしたのか、まるで後足で走っているように見えました。突然で、しかも、あまりにも素早いので何だか分かりませんでした。イタチかテンだったかも。
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