麓近くで道が曖昧になってきたけど何とか大丈夫
牛岩ルートから金明山に上る
このまま南へ下っても良かったのでしょうが、何となく違うのではと腹の虫が逆らい出します。そこで、少し下りかけたにもかかわらす、無謀にも上り方向になっている林道の北へ進んでみることにします。実は、これまで下りてきたこの尾根、1回目のとき迷い込んだ谷のすぐ南側にある尾根でした。
あのときも、とにかく尾根に出ていれば良かったのかと思いながら、緩やかな広い道を北へ上ってみると、山側への曲がり角は倒木だらけ。それ以上は深入りするつもりは最初からなかったので、そこからその林道を西に外れて、麓をめざして歩けるところを探しながら下りることにします。
だんだん関川への合流点に接近しているようですが、眺めていると谷は深い。まだ下りてしまうのは危険。しばらく歩くと、例の命拾いした二重砂防ダムが見えてきました。ここまで来たら大丈夫。谷へ下りていきます。ダムから北に向かう道がありますが、どこに続いているのか分からない。
その道が上りだったせいか、あるいはくたびれていたのか、ここではいつもの冒険心が働かず。そのため、この前と同様に、水の流れている進入路を通って道路へと下ります。水力発電所まで水路の上を歩いたとするサイトの山行記録を、後からよく確かめてみると、どうも、この道だったようです。
県道に下りてきたのが13時57分。おそらく、広島行き16時08分発の列車には余裕で間に合うけど、14時59分発には、微妙なところ。ダメかもしれないけど、それでも、一応心もち速めに歩くようにします。途中でも時刻をチェックしながら。
小越交差点で14時38分。これならバッチリ間に合いそう。志和口駅に着いたのは発車10分前。朝、話をした駅員は他のお客さんに対応していたので、無事帰ったことを示すように挨拶して、間もなく到着した列車に乗り込みました。
今回は、牛岩から二つめの谷に入ったところで道を見失い、若干途方に暮れてしまいましたが、一応予定していた林道にたどり着くことができ、そこからは順調に。しかも第17鉄塔からは、きちんとした道を歩くことができました。最後の麓近くなって、道が分からなくなりましたが、何とか無事、県道に到着。
次回の課題としては、牛岩からの谷上りは、ひょっとしたら、右側にあった道を見つけられなかったのかもしれないという懸念。あるいはそれこそ谷を藪こぎで上るか。そして、牛岩に棚田はあるのかどうかの確認と、水路上の道を歩いてみること(右の写真は未踏595峰)。
但し、帰り道は午後、日射を遮るもののない県道を延々と歩いたので、むき出しにしていた左肩が日焼け、軽い熱傷を起こしてしまいました。2~3日ヒリヒリしました。今度はもっと涼しい時季か、もしくは、その間だけ日傘でもさして歩くことにしようか。(了)
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