オレンジハイカーたちとの心静かなデッドヒート
広島やまなみショートコース順縦走
柚木城山(339.4m)ルートでも誰にも会わず、黙々と歩きます。二重鉄塔から見える造成地もかなり平坦になってきている様子。途中、もみじヶ丘への分岐があるのを発見します。いつか315峰からの古田ルートを合わせて歩いてみるか。
315峰を過ぎて草沼道に近づいたところ、前方を歩く赤い上着の女性ハイカーに近づきます。ツーストックでかなり速いのか、なかなか追いつきません。ようやく捻れ階段に差し掛かったところで、驚かさないよう早めに声をかけます。
2度めでようやく振り向き、「お先に」と言われましたが、速そうなのでまず辞退します。それでも「ゆっくり歩きますから」と、再度先行を勧められたので、心もち速めに階段を下りることにしました。石材店にいつもの胴長犬がいるのをチェックして、横断歩道を渡ります。
竹林道に入りかけたところで振り返ると、信号待ちをしているさっきの女性ハイカーの姿。ここからの上りでおそらく、その後続を振り切ることになるだろうと思いながら歩きます。鬼ヶ城山ルートも無人。上りなので近道の急坂をよじ登ります。
鬼ヶ城山山頂(282.4m)でひと息ついていると、通り過ぎる黄色い上着の男性ハイカー。山頂をパスしてどうするのだろう、代わりに八畳岩で休憩するだろうかと思いましたが、下から見たかぎりでは居そうにありません。トレーニングでもしているのだろうかなどと考えながら進みます。
下りの難所、こちらを見て「山登りの人じゃ」などと言いながら上ってくる孫・子・親の3人組とすれ違います。さらに歩いていると、道行地蔵の手前あたりで後ろから、先ほどのイエロゥハイカーが追いついてきました。
やっぱりどこかで休んでいたのかと思いつつ、やや難儀ですが道の左側によって、追い越しスペースを開けて歩きます。しかし、一向に追い越してくれません。予備の水を補給するために地蔵の北側の公園に下りていくと、後からついて来ました。
そして、背を向けてペットボトルに水を入れたりしているうちに、そのイエロゥハイカーの姿が見えなくなってしまったので、てっきり地元の人で、トレーニングを終了して、美鈴が丘団地へでも帰ったのだろうと思い込みます。
出発しかけると今度は、地蔵に賽銭を入れて何やら拝んでいる信心深いハイカー。しばらくして、鉄塔下の鞍部に差し掛かたところで、その賽銭ハイカーが追いついてきました。どうも走っているようなので、道を空けます。すぐに前から居なくなってしまいました。
鈴が峯最後の急勾配を前に、いつものように少し気合。しかも上りなので、左側の難所を選んで歩きます。そして鈴が峯東峰山頂(312m)に。すると、ひとり居たのはさっきのイエロゥハイカー。話をする雰囲気でもないので、挨拶もせず、お互い黙々と休みます。
おそらく、このイエロゥハイカー、道行地蔵では、鈴が峯への進路が不案内で、先を行く者についてきてしまったのかもしれないなどと想像しながら、山頂を下りることにします。走るところまでは行きませんが、それでも、心もち速めに進みます。
さすがに人気の鈴が峯、すぐに男女のハイカーとすれ違い。さらに、赤ん坊を胸に抱えた男性ハイカー、続いてちょっとくたびれた幼児を連れた女性ハイカーとすれ違います。子どもに「頑張ってね」と声をかけると、お母さんの方から返事。下りながら、山の空気を深呼吸します。(了)
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