繰り返す上り下りこそ やまなみコースの良いところ
やまなみロングコース逆縦走
いつもなら、柚木城山(339.4m)あたりから空腹を感じ出すのですが、今日は朝食を多めに摂ったので大丈夫かも。そんなことを考えながら、己斐垰へ向けて下りていると、大きなリュックを背負った若い男性ハイカーが取り付きから入ってきました。
お、これは縦走ハイカーに違いないと声をかけてみます。すると、9時6分に武田山から歩いてきたとのこと。途中走ったんじゃないかと念押ししましたが、今回が初めての縦走なので、走るなんてとんでもないとの返事。ふ~ん。それにしても、かなり速い歩き。
大茶臼山への上りルートはいつものようにハード。展望岩に、ハァハァ息を切らせながら上りきると、先着していた2人の男性ハイカーに、たったいま下りてきた女性ハイカーが挨拶しているところ。すぐに、話の輪ができてしまったようで、挨拶しかけても返事がありません。
仕方なく、海の見える南側に向いて、彼らには背を向けて座り、黙々と昼食を摂ることに。漏れてくるおしゃべりを聞いていると、男性ハイカーは7時に鈴が峯を出て、少し前に到着したとのこと。女性は9時15分に武田山出発してきたそう。どちらも縦走者です。
男性ハイカーズは、どの登山口から上がったのか、出発は7時何分なのかなど不明瞭ですが、それにてもずいぶんゆっくりとした歩き、「本当じゃろうか」などとと思っていると、今度は女性のリュックが「オスプレイ」だということが話題にのぼりました。
そう言えば、つい最近の新聞の投書欄に、このところ話題にのぼる米軍輸送ヘリと同じ名前だというので、このオスプレイの絵がかかれたバッグのことを取り上げた文書があるのを目にしたばかりです。オスプレイというのはバッグのブランドのことだったのか。
南西の麓のみごとな新緑を眺めながら昼食を終えて、その余韻に浸ろうかなどと考えていると、男性ハイカーズが「出発する」と言い出しました。しかも「ゆっくり歩く」という宣言も加えて。このまま先行させると、彼らを追い越すことになるのは間違いない。
素早くリュックを背負って、大茶臼山山頂(413m)へ向けて歩き出します。話どころか挨拶もまともにしていないし、どちらかといえば無視されたような状態だったので、無言のまま空気のように、準備に手間取っている彼らの間を通り抜けていきます。
丸山山頂(457.6m)では、反射板の閉じられたフェンスの前で、満開のコバノミツバツツジを眺めながら男性ハイカーが昼食中。武田山から歩いてきて、これから三滝山へ向かうらしい。「西側からの上りは急坂でしょう」というと、少し北側に緩やかな鉄塔保守道があるとのこと。確かに眼下に見えます。そのうちいつか挑戦してみよう。
しかし、このハイカーが「このコースは上り下りが多くてしんどい。上りはず~っと上って山頂、そしてず~っと下る方が良い」と、妄想願望を語りだしたので、早々に立ち去ります。この「広島やまなみコース」は、上り下りがあって、それぞれ山頂からの展望があるからこそ良いのに。
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