ガガラ山ですれ違ったあまりに美しすぎるランナー
やまなみロングコース逆縦走
丸山山頂(457.6m)から北へ向けての山道沿いにも、コバノミツバツツジの花盛りが続きます。「お花見山」という鈴が峯西峰とは、時季が少しずれているのでしょうか。そこへ上ってきた男女のハイカーと、美しさを共感します。
しばらく進むと、また別の男女ハイカー。「丸山(山頂)までどのくらい」と聞くので、そのときまた、見当識がボゥとしていましたが、「あとちょっと」と激励します。確かまだ大塚垰に至ってはいなかったはずと思い起こし、間違いではないことを確信。
今回は、ときおり谷、尾根を問わず、目の前を黒い虫が飛び回ってうるさい。耳の周りでもブンブン。顔の横でタオルを振ると退散しますが、賢いのか頭の後ろに留まっている奴も。それが、火山山頂(488m)でその数が頂点に達します。顔の前に十数匹はいるかも。
あまりに腹立たしいので、いったいどんな虫なのか、両手で打って仕留めてみます。3㎜くらいの丸くて黒い胴体、そして透明な羽。ハエか。谷道で目の前をちらつく虫とは違うようです。これまであまり見かけことがないような気がします。
しかし、不思議なことに、火山を下り武田山へ向かうルートでは、まったくいませんでした。さらに武田山、ガガラ山でもそれぞれ1匹だけ。しかも一度息を吹きかけると、逃げていってしまいました。まぁ、それ以外のところでも、そのうち時季が過ぎたらいなくなるでしょうが・・・。
弓場跡ルートのコース最後の坂は、急登をあまり意識しないように心がけて上りきります。武田山頂(410.5m)には、しゃべくっている男性ハイカー2人と。大岩登りをしている物好きな人も。さらに山頂からはずれた北端の岩場にも何人かいたようです。
ファミリールートという新たな表示が設置されていましたが、今回は通常ルートを歩きます。展望広場を過ぎてからの急降の下り道も、それほど苦痛ではありませんでした。それでも、吹通しでひと息ついて、ガガラ山をめざします。
「ガガラ山」VS「カガラ山」論争。現地では、付け加えられていた濁点が上塗りされ、「カガラ山」表記になっていました。名前の由来がはっきり分からない山は結構あるものですが、いまのところ、根拠が示されているのは「ガガラ山」。
稜線に乗り上げて、山頂めざして歩いていると、人の気配。やがてしばらくすると、男性ランナーが2人走って下りてきました。挨拶を交わしてしばらくすると今度は、やはりランナースタイルの女性が2人歩いてきましたが、あまりに美しすぎる。しばらく余韻、鳴り止まず。
ガガラ山山頂(212m)から見える武田山の新緑も素晴らしい。下りはじめは、朽ち橋ではなく、この前通った西側の道を探してみます。何とか行けそう。棘の生えた木を避けて進みます。ここからの最終盤の長さも覚悟しているので、まだかまだかという気分は、何とか制御することがきでました。(了)
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