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2013年4月17日 (水)

岩船岳まで歩く長いながい時間もまだ予定内

宮島時計回り一周ハイキング

 杉ノ浦までは、山沿いの道。古いトンネルを抜けてしばらくすると、シダレ桜のImgp9680_edited咲いている包ヶ浦に到着します。シカを横目に見ながら公園を過ぎ、鷹ノ巣山分岐あたりまでの標高100m。とはいえ、舗装道路ですからまだ歩きやすいのですが、左外側広筋にときどき焼けるような痛み。

 鷹ノ巣浦を眼下に、上った分だけ下りたところが、昨春相棒と来たことがある入浜。雲の合間から日が差してきて、海が美しいエメラルドに見えます。そこから腰細浦を経て、大砂利に。自動車の進入を遮る門扉があります。山側ではなく、海側から通り抜けてみると、歩きやすい。しかし、すでにこの時点で足指に違和感あり。

 ここから青海苔浦までが、思っていたより長い。自動車が通らない道路には、枯れた松葉Imgp9681_editedが積もっています。道中は同じような風景が続くので、やや退屈。それでも、相棒と話しをしながら、幻想的に霞む島々や前方に屹立する急峻を仰ぎ見つつ歩きます。

 たどり着いた青海苔浦には、見覚えのある小川。相棒が乾いたタオルを川の水で湿らせます。ここまで常に左側を半歩先行してきましたが、ここからは牛馬道分岐まで、はじめて歩く道。川沿いの一本道だから迷うことはなかろうと思いながら、未舗装林道なので、何となくこちらが先に歩くことにします。

 比較的緩やかで歩きやすいのですが、ここも予想以上の距離。相当進んだと、思えるところで、いったいどこに水を供給するのか。「水道Imgp9684_edited施設」にぶつかります。そこを通り抜ける曲がりくねった通路を過ぎて、しばらくすると、ようやくこの前歩いたばかりの牛馬道への分岐に到着です。

 「ここからが岩船岳への上りルート」と相棒に言い聞かせます。ところどころにある急登を経て、尾根ルートの青海苔浦分岐に到着。ひと息つきます。すでに若干疲労が溜まっていますが、「いよいよ本番」と、待ち受ける何度かの上り下りと一層の急登を脳裏に描いて気合を入れます。忠告を聞かなかった半袖半ズボンの相棒にとっては、試練のシダ藪上りの始まり。

 途Imgp9691中ですれ違った今日唯一人のハイカーからの「もう少し」という激励もむなしく、休憩したくなる気持ち。これを抑えて、何とかかんとか稜線に乗り上げます。最初のコブでひと息。そして船岩を過ぎて、2つめのコブ岩を通って、山頂(466.6m)まで進みます。少し遅くなりましたが、ここまでは何とか予定内の時刻。

 阿多田島を見下ろす眺望岩尖端の定位置での昼食。遠景は黄砂のためかぼんやりと霞んでいます。相棒は「安定する場所が良い」と言って、景色の見えない山側を向いて食べています。反り立っている海側を向くのが怖いのかも・・・。

 そんな穏やかな気持ちで食べながら、これからはじめて下りるルートとなる尾根方向をチェックします。相棒Imgp9702_editedのスネの擦り傷に勝るとも劣らない、休憩後の足の痛みなど忘れてしまうような、悲惨な試練が、そこからしばらくして始まることになろうとは思いもせずに・・・。

つづき:どうなっているのかわけが分からなくなってしまうとき

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