走ることと山が大好きというランナーに出会う
広島やまなみロングコース順縦走 相田口~八幡東口
この時刻なら、大茶臼山(413m)まで昼食は大丈夫。畑垰を過ぎて、山頂めざして歩いていると、後から小刻みな足音。ランナーらしいので、道を譲ります。山頂から展望岩へ下りてみると、さっきの小刻みランナーが、岩の上に座っている人と話しをしています。
ランナーにしては、ずいぶん道草を食っているものと思いつつ、こちらが近づくと、小刻みランナーもヤバイとでも思ったかのように、己斐垰方向に下りて行きました。昼食の準備をしながら、残ってムスビを食べている人に話しかけてみます。よく見るとこの人もランナースタイル。
走ることと山が大好きとのこと。6月の可部連山トレイルランにも出場するらしい。大会はすでに申し込み枠がいっぱいになり、締め切られたことを教えてくれました。わざわざ竹原から、このやまなみコースにトレーニングに来ているとのことで、それでランナーにしてはめずらしく、昼食をとっていたようです。
鈴が峯麓に自動車を置いているので、タイムリミットがあるとのこと。武田山方面めざして、行けるところまで行って引き返すらしい。このコースははじめてということなので、「老爺心」ながら、大茶臼山の通行難所でもある、ガードレール越えの道案内をしておきました。分かったかな?
そして、「気をつけて」の挨拶の後、「ひょっとしたら、帰りに追いつかれるかもしれんね」と、一言つけくわえておきました。ランナーの速度はかなりのもの、折り返す地点によっては、早々に追いつかれるかもしれません。昼食後は、ほんの少しだけそれを意識して歩くことに。
柚木城山(339.4m)ルートでは、20人以上の野球部員の縦列とすれ違います。さすがに持久力には個人差がありますから、一気にではなく、はじめに4人、次に10数人、後は三々五々、次から次にといった感じです。最後に監督らしき人が走ってきて、帽子まで取って、丁寧にあいさつ。
その後しばらくは、誰にも会わず。捻れ階段を下りて、草沼道を渡り、静かな竹林を上ります。鬼ヶ城山山頂ルート、今回は上りなので、通るのは近道ですが、木の根が崩落しかかっています。そこから先にも流れ土砂が積み重なっていて、さらに歩きにくくなっています。
山頂(282.4m)には2人の「山ガールズ」。表示板の傍の腰かけにひとりが座っていたので、山頂到達の記録写真を撮る旨を伝えます。折りよく、すぐに出発するようですが、何と進行方向は同じようです。まずいと思いながら、あまりすぐに追い越してもと思い、水分補給。
しかし、時刻をチェックしてみると、14時36分。これなら、急げば16時06分のバスに乗れる可能性もあります。でも、かなり微妙なところ。もし乗れなければ、バス停のある歩道で1時間近く待つことに・・・。脚も痛くなってきていますが、しかし、もはや止めることはできない。とにかく、できうる限りのペースで歩くことにします。
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