近づくとまるで逃げ水のように先へ進むハイカーズ
広島やまなみロングコース順縦走 相田口~八幡東口
ところで、この広島やまなみコースの縦走。距離によってショートとロングに、そして向きによって正と順というふうに、勝手に呼び分けていますが、今回、ついに何と記念すべき30回めを迎えることになりました。密かに祝福しながら歩くことにします。
昨年最後のロングコース順縦走と、同じ便で安東駅へ到着。通いなれた道を、ガガラ山の相田登山口へと向かいます。それにしては、ほんの少しだけうっかり行き過ぎてしまいましたが、すぐに引き返して入口を確認。無事、山道へと歩を進めます。
急坂を上っていたところ、大きな洋犬をつれた夫婦らしき散歩者に追いつきます。どうも、落ち葉を棒で払いながら、歩いている様子。ガガラ山(212m)の山頂間近では、大岩を右に巻く道を見つけたので、左にある片側半分が折れかかった木の橋を回避します。
ガガラ山から、吹き通しへと下り、連続する急な坂を上って、たどり着いた武田山山頂(410.5m)には、10時の間食でしょうか、カップラーメンの湯を沸かしているハイカーがひとり。ひと息ついた後、弓場跡から水越垰へと、いつもの急坂を下りていきます。
今回は、白木山の下り道で見かけたランナーのように、足場を素早く小刻みに確保しながら下りることを心がけてみます。走ることはないのですが、それでも、いくらか速くなっているはず。下りていると前下方で、滑ったらしい大声。その様子では、3人くらいか。
近づくと、思ったとおり、小学校高学年らしき少年を含む親子3代のように見える男性ハイカーズでした。一本道のここで接近したのだから、すぐに追いつくと思いましたが、まるで逃げ水のように、近づいても近づいても前に行ってしまいます。
追い越されまいと、ピッチを上げたのでしょうか。しかし、とうとうこらえきれなくなったのか、水越垰で休憩タイムに入った模様。そこを挨拶して、横を通り抜けます。火山をめざすような話をしていましたが、その後は上り坂が続くためか、彼らの話し声が聞こえて来ることはありませんでした。
急坂を上りきって、誰もいない火山山頂(488m)で水分補給をしていると、音もなく白いジャージの軽装者が上がってきました。聞いてみるとやはりランナーのようです。さすがに山頂で休むでもなく、物静かに丸山方面へと走り去っていきました。前に丸山付近で会ったことがあるかも・・・。
伴垰の表示板。よく見ると「伴垰」の文字の下に矢印があります。とすると、この鞍部が伴垰というわけではないのか。これから先には権現垰まで、峠らしきものはないように思いますが、今回は写真を撮るのを失念したので、これ以上の追究は出来ません。
観音山の岩場では、前回巻いて下りた道をチェックします。鉄塔ピークの通路では、「山ガールズ」3人「娘」が進行を妨げてしまうほど話に夢中。丸山山頂(457.6m)に着いたのは11時51分でした。相変わらず封鎖中の反射板の傍には、もう少しで開花しそうなタムシバのツボミ。
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