白木山山頂は流れる霧に覆われて真っ白
白木山連山 西から東へ縦走
その次には、スギ花粉対策か。口元を布で覆って歩いる山ガールズとすれ違います。しばらくすると、前方に目立つ帽子が2つ動いています。山頂手前にある施設を囲むフェンスの前でたたずむ男女のハイカー。そこから下界を眺めると、視界を覆い隠しはじめた白い靄。
帽子ハイカーズに「真っ白ですね」と声をかけます。しかし、何の反応もなし。女性ハイカーは目で返事をしたように、見えなくもありませんでしたが、いわば無視された状態。漏れ聞こえる2人の話では、天気が悪くなってヤバイと、下りることに意識が集中しているようです。
そこまでの道中、夏には白木山の単山ハイキングでもと思いつつ、分岐を確認しておきました。「椿谷ルート」と「バリエーションコース」の分岐表示は分かりましたが、確か前に見たはずの狩留家ルートの分岐は目につきませんでした。もっと手前にあったのを、見過ごしたのかもしれません。
フェンスからは、すぐ山頂。しかし、誰もいません。強い風に霧が流されてきます。雲の中に入ったような感じです。確かに少し寒い(気温10.1℃、湿度62%)。そして周りは真っ白、まったく展望がありません。条件は良くないのですが、他に適当なところを思いつかないので、ここで昼食タイム。神社の陰、風下になるところを選んで座ります。
終わりかけたところに、2人の男性ハイカーが上がってきたので、挨拶。ひとりに声をかけると、「全然景色が見えませんね」との応え。相槌を打って出発します。時間を確認すると、12時16分。これは良い調子、まだ先があるのであまり確信はもてないのですが、早めの列車に乗れるかもと、期待します。
いつものように休憩後に痛みが出る足を引きずりながら、山頂の広場から下りかけたところで、上ってくるハイカーとすれ違います。下り道を縦走路の入口を探しながら、歩いていると、そのハイカーが走って下りてきました。ランナーだったのか。道を開けながら見ていると、小刻みに足を動かしています。
なるほど、すばやい決断で足場を確保しながら、移動するのが、急坂を走って下りるコツのようです。しかし、今はまだ足が痛いので真似ができません。それにしても、休憩する時には座らないで、立ったままの方が良いのかも。次で試してみることにします。
白木山山道を下りていくと、だいたいこのあたりではと思っていたところに、上三田への小さな案内表示がありました。それにしたがって進みます。斜面で、道は定かでないのですが、ありがたいことに途切れることなく続く、案内テープにしたがって、無難に進みます。
それでも、地図をコンパスで確認しつつ、「トラバース道」の表示など前回の記憶と照らし合わせて、ルートを間違っていないことを確めながら歩きます。次に記憶に留めているのは、見晴らしのある鉄塔。相当歩いたと思っていましたが、たどり着いたのはようやく大槌山(600m)でした。
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