今日は池に伝説の金亀は出てこんかった
福王寺山観音坂から不動坂・阿弥陀坂を歩く
昼飯の後、歩きはじめると、しばらく足の裏が痛い。でも、三鬼堂の急坂も思ったほど難儀せずに下りて、金亀池からの分岐にさしかかります。ここで、さっきの急坂を下りるか、右の下り道を通って枯れ林から寺の裏手に出るか、どっちにするか悩みます。
結局、金亀池への気分が勝ったので戻ることに。こちらの急坂も、悲観していたほどのこともなく、楽に歩けました。今度は分岐を池の方に戻らず、試しにまっすぐ進んでみます。しかし、少し上ったところに広場があっただけで、迂回して池の北側に戻ってきました。それ以上は詮索せず。
池をグルッと回って、寺へ下りていくと、ちょうど犬を抱えた男女の参拝者が上がってきたところに出会います。池から戻ってきたのが分かったのでしょうか、女性が「金亀は出てきとった?」と聞くので、一瞬何のことかと思いましたが、伝説のことと察して「出てこんかった」と応えます。
福王寺からの参道を下りていると、案内表示がないので上がったことのない坂から男女のハイカーが下りてくるところに出くわします。上に何があるのか聞くと、「寺の庫裏だけで、他には何もなかった」とのこと。そして、そのハイカーたちは帰らむとす。
山頂まではほとんどピストンなのに、まったく会わなんだなぁと思って、山頂へ行ったかどうか聞いてみます。すると、つまらなさそうに、「行く道が分からんかった」との返事。さっき歩いた金亀池ルートの取り付きが分かりやすいと思ったので、地図で示します。
但し、所要時間は15~20分くらいと説明だけして、特に行くことは勧めはしませんでした。すると、男性は「今日はもう帰ろう」。女性は「せっかく来たんだから行こう」と小さな論争がはじまります。いずれにせよ、それ以上首を突っ込まないで、結論が出る前に立ち去ります。
駐車場の前では、朝の僧が掃除を続けていました。本道への上り階段の前にくたびれたように見える男性ハイカーが休憩中。挨拶して通り過ぎます。足の痛みもほとんどなくなり、少しばかりある下りの急坂も難なく軽快に進みます。
展望台の下で、ストレッチをしている男性ハイカーに声をかけ、昼から天気が良くなったという喜びを共感。そこへ、林道を下りてきたのは、どうもさっきのくたびれハイカーのようです。仲間のような話しっぷり。そこからは、2人いっしょに、参道ではなく林道の方を下りて行きました。
« 金亀池から山頂ルートへ至る急坂を歩く | トップページ | ついついチョッカイを出したくなってしまう帰り道 »
「可部」カテゴリの記事
- 森山~水越山縦走 ④(2022.04.06)
- 森山~水越山縦走 ③(2022.04.05)
- 森山~水越山縦走 ②(2022.04.04)
- 森山~水越山縦走 ①(2022.04.03)
- 水越山・北山縦走するも森山に至らず ④(2022.03.13)
コメント