やむなく「山ガールズ」を山頂に案内することに
岩船岳縦走 谷川ルート~尾根ルート
しばらく歩いたところで、いきなり分岐を発見。前回斜面から下りた場所は見過ごしたようです。青海苔浦分岐への道は、「牛馬道」となっています。若干不信感を抱きながらも、その道を上って見ると、左側に川、何となく前回引き返したあたりに似ています。
上っていくと果たして、少し森に入ったところに東側斜面へと案内するテープが貼られている木を発見。やはりこの道です。これなら前回、もう少し辛抱すれば、谷川ルートに至っていたはず。やはり西側の支流が地図に記載されていなかったので、慌ててしまったことが原因か。
この牛馬道、確かに前回通ったことに間違いはないのですが、下りたときよりも、ところどころ強烈な勾配を感じながら上ります。やがて、尾根ルートの青海苔浦分岐に到着。さらに大江浦分岐を過ぎたところから、岩船岳への登頂ルートがはじまることを覚悟します。
ところが、急登を過ぎてもまだまだ。緩くなったりキツクなったりながら、いくつかのコブ。そして、ようやく岩船岳稜線に乗り上げる危ない急登を上ります。西端の最初のコブに乗り上げて、双倒木にさしかかったところで、前方に人の気配。今日のルートではじめて出会うハイカーです。
岩の上に寝転んだり、のびのびゆったりしていた2人。こちらが近づいて、「こんにちは」と声をかけるとびっくりした様子。「山ガールズ」でした。確か「ここが山頂になるのですか」と聞かれたので、「ここは稜線にある最初のコブで。西端にある最後のコブが山頂」と、その方向を指し示しながら答えます。
「分からなくなったので、ここを岩船岳山頂とみなして、昼食をとって休んでいた」らしい。「岩船岳には以前来たことはあるけどグループ行動だったので、よく覚えていない」ということです。そこで「山頂に行くのなら、いっしょに」ということでしたが、道なりに行けば大丈夫とかわします。
しかし、「それでも是非」と、強い要請。まぁ、あと少しだから仕方ないかと思い、出発準備を待ってリードすることにします。船岩も、そのコブの側にあった岩と勘違いしていたようですが、2つめのコブの下にある本物を見るとその形に納得。さらに山頂に着いて、その先の岩からの展望には感動していたようです。
それにしても、この「山ガールズ」は、山歩きには慣れているようで、山頂までまったくペースを落とす必要はありませんでした。それどころか、これから引き返して弥山に上って帰るとのこと。どのルートを通るのか聞きませんでしたが、元気があるもの。ほとんど同じくらいの世代に見えましたが・・・。
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