山頂から下山ルートを試行錯誤することに
金明山縦走
休憩後の足裏の痛みを押して歩いていくと、何と次のコブにあったテープには「652」の数字。ここで、はたまた勘違いが判明します。少し下りて、急斜面を上ったところが、前回金明山のピークと思った森。何か表示がないものかと探してみると、木に貼られたテープ、ここにこそ「城跡」の文字。
シャーベット状の残雪を踏みながら下り道を探してみると、やはり前回の道。そこをたどります。一部急坂を下りて、今度こそ金明山のピーク手前の鞍部へ。前回もここまでは来ていましたが、すでに山頂は過ぎたと思っていたので、左のトラバース道へと入ってしまいました。
今回は、目的意識をもって山頂へと、藪戻りしかけている急な斜面を上ります。しかし、たどり着いた山頂は、うわさどおり展望も、休むところもない広い森。何とか山頂表示(735m)だけはありました。しかし、北と東方面への分岐。どちらに進むべきか。
何の表示もありません。北に進むと、この前の谷道に下りるかもしれないと思ったので、東へと向かいます。ところが、霜柱のできた林道が北側すぐ近くに見えるところまで来ているのに、まだ道は続いています。どうもおかしい。
少し戻って、今度は送電線の下をくぐることを目印に道を探します。針葉樹林の一本にテーピングがあったので、それを目印に下りてみます。しかし、道らしきものは見当たらず。また戻って、今度は林道を進んでみますが、どうも遠回りになりそう。
もう一度、針葉樹林に戻って今度は、北側にあるコブをめざして斜面を上ります。すると、赤白の色のついた鉄塔。色がついているのはピークにあるからでしょうか。用意していた地図とは若干違いますが、鉄塔広場の中央部に入口がありました。
さらに反対の北側も探してみると、出口らしきものが。そこを下りていきます。針葉樹林の中を縫う道。しばらくすると、林道と交差する道に。少し彷徨いましたが、何とかここまでは予定ルートを辿ったようです。
ところが、林道からの下り道がすぐには分かりません。グルッと回りながら、テープやリボンがないだろうかと観察します。林道の終点の先にある谷に下りる方向には、それらしきものは見当たりません。
すると、上り斜面にテープがあるのを見つけました。地図では、612峰のピークを巻いて下りることになっているから、多少上りがあっても当然と思いながら、進みます。ところが斜面を這い上がってみると、巻き道ではなくピークに着いてしまいました。
何か違うような気がするけど、地図と実際のルートの食い違いは良くあることと、無視します。そして、ピークには左右の分岐。どちらへ進むべきか。また悩みます。一旦、左に向かってみることに、間違っていたら引き返せば良いと。
すぐにテーピングがありました。しかし、これはこの先に道があるということを示すだけなのだがとは思いながらも、ずんずん下りていきます。コンパスが指し示しているのは東。どうもおかしい。そうはいっても、道は若干北へ向いてきた。
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