子どもを抱いて火山に上る「強靭な」男性ハイカー
広島やまなみロングコース逆縦走 八幡東口~相田口
そこから、火山ルートは独歩。特に当面しているわけではないのですが、ひょうたん岩の南入口だけは、いつか先のことを考えて一応チェックしておきます。ここも、さほどキツイ思いもせず、いつのまにか山頂(488m)に到着。
7~8人の先着ハイカーがいました。その内の男性2人が、広場の真中で話に夢中になっているので、挨拶の声もかけづらく、黙ってリュックを下ろして水分補給します。話しているのは、何やらタクシー内での緊急対応のこと。内容は興味深い。
こちらは縦走中の身、ほんのひと息ついて、黙々と武田山へ。すると途中で、子どもを胸におんぶ紐で抱いて上ってくる男性ハイカーと、下りている年輩ハイカーが、立ち話をしているところにさしかかります。
道を塞いでいるので、立ち止まらざるを得ない。しばし漏れ聞こえてくる話では、子どもは2歳とのこと。結構重たいだろうに、滑って前につんのめらないようにと、心の奥で祈りながら、上向者とすれ違い、下向者に先行します。
水越垰へ下りたところで、水分補給していたところ、武田山から下りてきたのはランナーっぽい人。そのランナーが、下りてきた分岐方面を眺めているのを尻目に、コース最後の難所である急坂に挑みます。
武田山山頂(410.5m)には、一組の家族だけ。カップ麺の湯を沸かしているトンボメガネの女性に挨拶して、吹通しへの下山路に入ります。いつものごとく、かなりの急坂もありますが、何故かしら最近は、さほど歩きにくさを感じなくなりました。
途中でウォーカーとすれ違います。ガガラ山への上りでは、それでも少しだけ汗。やや風の吹く山頂で、着替えをします。下りは岩の多い道ですが、トラバース気味に長い。どうも、大町駅から安東駅への距離を、わざわざ稼いでいるような感覚です。
とはいっても、年に数回しか歩かないやまなみ縦走の最長コース。ガガラ山下山路をよく味わって歩きます。相田口を出てからは、記憶をたどりながら間違えないように、安東駅への道をたどります。
可部線に乗り換える大町駅では、何人かいたハイキングスタイルのひとりに、武田山に上ったのか聞いてみます。すると、柳井の山に上って帰ってきたところとのこと。こちらの歩いたコースを知らせると、「健脚ですね」と感心。しかし、足は痛い。
今回はホームマウンティンなので、地図は要らんと思って、持ってきませんでしたが、昼食時に気温と湿度を記録しようとして、いつもセットにしている筆記具も置いてきたことに気づきます。しかし、よく考えてみると、カメラで代行できる。その他の記録は頭の中へ。(了)
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