« 脚は長くなくても全身を使って岩場を下りる | トップページ | 金明山であることを認識してルートを辿る »

2013年3月18日 (月)

子どもを抱いて火山に上る「強靭な」男性ハイカー

広島やまなみロングコース逆縦走 八幡東口~相田口

 そこから、火山ルートは独歩。特に当面しているわけではないのですが、Imgp9472_editedひょうたん岩の南入口だけは、いつか先のことを考えて一応チェックしておきます。ここも、さほどキツイ思いもせず、いつのまにか山頂(488m)に到着。

 7~8人の先着ハイカーがいました。その内の男性2人が、広場の真中で話に夢中になっているので、挨拶の声もかけづらく、黙ってリュックを下ろして水分補給します。話しているのは、何やらタクシー内での緊急対応のこと。内容は興味深い。

 こちらは縦走中の身、ほんのひと息ついて、黙々と武田山へ。すると途中で、子どもを胸におんぶ紐で抱いて上ってくる男性ハイカーと、下りている年輩ハイカーが、立ち話をしているところにさしかかります。Imgp9475_edited

 道を塞いでいるので、立ち止まらざるを得ない。しばし漏れ聞こえてくる話では、子どもは2歳とのこと。結構重たいだろうに、滑って前につんのめらないようにと、心の奥で祈りながら、上向者とすれ違い、下向者に先行します。

 水越垰へ下りたところで、水分補給していたところ、武田山から下りてきたのはランナーっぽい人。そのランナーが、下りてきた分岐方面を眺めているのを尻目に、コース最後の難所である急坂に挑みます。

 武田山山頂(410.5m)には、一組の家族だけ。カップ麺の湯を沸かしているトンボメガネの女性に挨拶して、吹通しへの下山路に入ります。いつものごとく、かなりの急坂もありますが、何故かしら最近は、さほど歩きにくさを感じなくなりました。Imgp9478_edited

 途中でウォーカーとすれ違います。ガガラ山への上りでは、それでも少しだけ汗。やや風の吹く山頂で、着替えをします。下りは岩の多い道ですが、トラバース気味に長い。どうも、大町駅から安東駅への距離を、わざわざ稼いでいるような感覚です。

 とはいっても、年に数回しか歩かないやまなみ縦走の最長コース。ガガラ山下山路をよく味わって歩きます。相田口を出てからは、記憶をたどりながら間違えないように、安東駅への道をたどります。

 可部線に乗り換える大町駅では、何人かいたハイキングスタイルのひとりに、武田山に上ったのか聞いてみます。すると、柳井の山に上って帰ってきたところとのこと。こちらの歩いたコースを知らせると、「健脚ですね」と感心。しかし、足は痛い。Imgp9481_edited

 今回はホームマウンティンなので、地図は要らんと思って、持ってきませんでしたが、昼食時に気温と湿度を記録しようとして、いつもセットにしている筆記具も置いてきたことに気づきます。しかし、よく考えてみると、カメラで代行できる。その他の記録は頭の中へ。(了)

« 脚は長くなくても全身を使って岩場を下りる | トップページ | 金明山であることを認識してルートを辿る »

やまなみコース縦走」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 子どもを抱いて火山に上る「強靭な」男性ハイカー:

« 脚は長くなくても全身を使って岩場を下りる | トップページ | 金明山であることを認識してルートを辿る »