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2013年2月11日 (月)

苦労して歩いたのは鎌倉寺山ではなく金明山

鎌倉時山と思い込んで上った金明山

 未踏の鎌倉寺山をめざした積雪ハイキング。歩いている最中、どうもおかしいと思ったことが、いくつかありました。はじめてのコース、積雪の中を歩くだけでも負荷がかかりますが、問題はそれだけではなかったようです。

 まず、登山口までの距離が思っていた以上に長い。先日の上八木駅から阿武山太田川登山口への距離と同じくらいのはずなのに、それを大幅に上回ったような気がしました。そして、登山口の位置が違います。本来なら道路が東に曲がって少し進んだところにあるはずなのに、東に分岐する手前、無人販売所の向かい側でした。

 道路は東に向けて分岐した後、そのまま東に向かうのではなく、南に直進。しかも、その先は谷沿いではなく、田園地帯の平地になっていました。そこで、何か違うとは思いましたが、他にもち札となる選択肢がないので、そこから考え直すということはなく、先ほどの山道の入口に戻って上ってみることにしました。

 そして、そこから歩いたのは地図に示されていた尾根道ではなく、北側斜面をトラバース気味に上るルート。しかも、うわさに聞いた岩場を通る道には乗り上げることはありませんでした。さらに、道は分かりやすいと聞いていましたが、実際に下った谷道は、途中で道が途切れてしまうとんでもないルート。

 もって行った50000分の1の地図を帰りの列車に揺られながら見ていると、どうも別の山に上ったのではないかという疑問が湧いてきました。そして、ネットサイトから印刷した鎌倉寺山だけの周辺地図では、その地域の全容がつかめないことも分かりました。

 鎌倉寺山を含む、25000分の1の井原市の地図を持っていなかったので、次の日早速購入します。よく見てみると、鎌倉寺山を送電線が通っていません。すると、送電鉄塔があったのは、そのすぐ南の金明山でした。ひょっとして、上ったのは金明山系だったのでしょうか。

 さっそく、「金明山」を検索してみると、志和方面から上るコースが一般的なようですが、無人販売所の前の登山口から上ったことを紹介しているサイトがありました。さらに、鉄塔からの眺めを紹介している。そして、山頂には三角点と山頂表示があるようですが、それは目につきませんでした。雪に埋もれていたのかもしれませんが・・・。

 そこから地図に正直に、それ以上北東へ行くのをやめて、北西へと下り、谷道を川に沿ってズンズンと、艱難辛苦を乗り越えて歩いていったようです。山頂手前のコブを最高峰と思い込んだ可能性もありますが、下りたルートをみると金明山山頂(735m)からとみなした方が自然な感じです。

 本来の鎌倉寺山登山口へ向かう分岐は、どうも途中で見過ごしたようです。しかし、帰り道でも、その分岐には気がつきませんでした。事前準備と地形観察が不十分ということに。今回は苦労しましたが、しかし、改めて鎌倉寺山と金明山のルート探索という2つのテーマができたのは、喜ばしいことです。(了)

参考サイト:金明山登山
2010年02月13日 金明山(安佐北区白木町) 735m 晴後曇 7℃

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