痛みは「休ませて」という身体のシグナルか
阿武山ハイキング 太田川口~権現山林道口
例外はあるものだと思いながら、昼食の準備をしていると、 その夫婦ハイカーは先に下山しました。山頂は、気温7.8℃で湿度59%。風がないのでまだ良いのですが、それでも、木っ端に座って身体を動かさずに食事をとっていると、上りでかいた汗で湿った身体が、少し冷えてきました。
帰途につくことにします。余分なことを考えずに、素直にフワフワの新道を通ります。途中、うっかり、梅林小下山口をチェックするのを忘れてしまいました。後から思い出しても、もう遅い。まもなく鳥越垰に。そのあたりから、今度は422峰を同定しようと試みます。
林の間からですが、削られている押上山、稜線が長い 野登呂山、一段と高く見える荒谷山、そして422峰の見当をつけます。手前にあるゴミ処分場が、何となく以前より広くなっているような感じ。気のせいかもしれませんが・・・。
鳥越垰から権現山までに、なだらかなコブが3つ。下りたり上ったりを繰り返します。人工的な感じのする権現山山頂には行かないつもりでしたが、林道との合流点に着いたのが、13時15分。山頂まで240mの表示。悲しい性(さが)、やっぱりピ ークハントをすることに。
ところが、緑井権現山(396.8m)からの眺めは思っていたより、素晴らしい。やまなみコースも、422峰も改めてよく見えます。来てよかった。阿武山山頂を後にして、誰にも会っていませんでしたが、ようやく、吠える小犬を連れた散歩者とすれ違います。
林道は結構長い。400mの高さから下りるのだから当然かも。途中で、駆け上がる男性ランナー2人にそれぞれ道を譲ります。ひとりはこちらが下界に到着する前に、もう山頂まで往復してきたのか、追い抜いて駆け下りていきました。
出口には安佐南消防署があります。その前を通っていると、ち ょうど緊急発進をするところ。安佐北区深川で火災発生とか。下りていると、消防車がサイレンを鳴らして下りてきます。通過するまで、こちらも思わず停止して通行の邪魔をしないようにします。
八木用水に到着してからも、緑井駅まではかなりの距離。今回歩きはじめから、左足の甲に痛み。しかし、靴ヒモを上段まで締めると、その痛みは取れました。ところが、どこかが痛くなるもの。今度は左足の内踝の前方に痛み。
山を歩くと足に限らず、膝とか腰とか肩とか、身体のどこかが痛みを訴えます。頑なな脳の意向に反して、あたかも身体が「もう限界、しばらく休ませてくれ」と、ハイキングを拒絶する信号を発しているかのようです。(了)
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