パンパンと鳴るのは竹の節が焼けはじける音
阿武山ハイキング 太田川口~権現山林道口
尾根を歩いていると、涼しそうな鈴のような音。先行者がいるのかもと思いながら、歩を進めていったところ、男性ハイカーに追いつきました。挨拶をすると、「初めてこのルートを歩くけど、キツイね」との応え。鳥越垰から下りることにしているらしい。
先行させてもらいます。534.3峰までは急登の連続。上っていると、右後ろでガサガサ音がするので振り返ってみると、こぶし大の石が落ち葉の上を転がり落ちています。もし先ほどの鳥越垰ハイカーがいたら、「ゴーロ」と声をあげなければ・・・。振り向いても、誰もいませんでしたが、少し心配に。
三角点のある山頂は少し広めの林で、展望はありません。その先には 、稜線をたどる穏やかな勾配の道が続きます。上八木分岐の案内表示をチェック。そこからさらに進むと、赤テープに従って行くと縦走路から外れてしまうところがありました。これが最初に来たときに間違えたところだろうか。
それにしては、道らしきものが見当たらないと思っていると、しばらく進んだところで、昔のミステイクポイントを久しぶりに再確認しました。紛らわしくも、やはり道らしきものが続いています。登山道ではなく、林業か何かの作業用の道なのかもしれません。
途中でシカのものらしき糞を2箇所で見つけました。はじめのものは黒く て丸い、そして次のはやや長丸い形をしています。シカも人間と同じように、体調や食べたものなどいろいろ条件が異なると、糞の形も異なるのかもしれません。
阿武山山頂の手前にコブがあり、岩場を含む急登があります。さらに山頂への最後の急登も落ち葉が積もっていて歩きにくい。でも、まだ雪が積もっていないだけましかも。などと思いながら、追い込んで上りきります。曇り空にもかかわらず、山頂(586.2m)からは遠景が青く見えて美しい。
1組の夫婦ハイカーが先着していました。上ってくる道中、ポンポンと花火のような連続音がうるさいくらいに聞こえていましたが、その夫ハイカーによると、とんど祭り焼く竹の節がはじける音らしい。そう言われてみると、確かに、下界のところどころから白い煙が上がっているように見えます。
話がはずみます。道中でシカの糞を見つけたので、以前、上八木分岐で跳ねて逃げるシカに出会ったこと、そして、山のシカは宮島のシカのように人慣れしていないと話したところ、そのハイカーが白木山で見かけたシカは、人が近づいても逃げず、しばらく草を食んでいたとのこと。
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