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2013年2月 4日 (月)

パンパンと鳴るのは竹の節が焼けはじける音

阿武山ハイキング 太田川口~権現山林道口

 尾根を歩いていると、涼しそうな鈴のような音。先行者がいるのかもとImgp9098_edited思いながら、歩を進めていったところ、男性ハイカーに追いつきました。挨拶をすると、「初めてこのルートを歩くけど、キツイね」との応え。鳥越垰から下りることにしているらしい。

 先行させてもらいます。534.3峰までは急登の連続。上っていると、右後ろでガサガサ音がするので振り返ってみると、こぶし大の石が落ち葉の上を転がり落ちています。もし先ほどの鳥越垰ハイカーがいたら、「ゴーロ」と声をあげなければ・・・。振り向いても、誰もいませんでしたが、少し心配に。

 三角点のある山頂は少し広めの林で、展望はありません。その先には 、稜線をたどImgp9099_editedる穏やかな勾配の道が続きます。上八木分岐の案内表示をチェック。そこからさらに進むと、赤テープに従って行くと縦走路から外れてしまうところがありました。これが最初に来たときに間違えたところだろうか。

 それにしては、道らしきものが見当たらないと思っていると、しばらく進んだところで、昔のミステイクポイントを久しぶりに再確認しました。紛らわしくも、やはり道らしきものが続いています。登山道ではなく、林業か何かの作業用の道なのかもしれません。

 途中でシカのものらしき糞を2箇所で見つけました。はじめのものは黒く て丸い、そImgp9107_editedして次のはやや長丸い形をしています。シカも人間と同じように、体調や食べたものなどいろいろ条件が異なると、糞の形も異なるのかもしれません。

 阿武山山頂の手前にコブがあり、岩場を含む急登があります。さらに山頂への最後の急登も落ち葉が積もっていて歩きにくい。でも、まだ雪が積もっていないだけましかも。などと思いながら、追い込んで上りきります。曇り空にもかかわらず、山頂(586.2m)からは遠景が青く見えて美しい。

 1組の夫婦ハイカーが先着していました。上ってくる道中、ポンポンと花火のようImgp9109_editedな連続音がうるさいくらいに聞こえていましたが、その夫ハイカーによると、とんど祭り焼く竹の節がはじける音らしい。そう言われてみると、確かに、下界のところどころから白い煙が上がっているように見えます。

 話がはずみます。道中でシカの糞を見つけたので、以前、上八木分岐で跳ねて逃げるシカに出会ったこと、そして、山のシカは宮島のシカのように人慣れしていないと話したところ、そのハイカーが白木山で見かけたシカは、人が近づいても逃げず、しばらく草を食んでいたとのこと。

つづき:痛みは「休ませて」という身体のシグナルか

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