奈落への道を脱して快適な福王寺参道を歩く
福王寺山ハイキング
しばらく進むと、右手の下り斜面にピンクのテープが巻かれています 。案内表示に違いないのですが、それにしても覗き込んでみると急、奈落の底に落ちるような道です。さらにそれと前後して、左手の上り斜面に急階段。そこにもテーピング。
テープを信頼してあまり疑わずに上ってみます。残雪と濡れ落ち葉で滑りそうです。下るときはあまり歩きたくないところ。上りきると、確かに道らしきものがあります。しかも、下草がないので、藪より歩きやすいけど、急勾配のところも。ここを下りるとしたらちょっと心配。
やがて、パラボラのない電波塔らしきものに到着します 。後からチェックしてみると、294.4ピークだったようです。そこからどう進むか。左側の谷にピンクの案内テープがあります。しかしそれは、さっきの林道にあったような奈落の底に至るような急斜面の道。
それでも、そのときは、他に進むべき道が見当たらなかったので、雪と落ち葉で滑りながら、道とは言いがたいところを、木につかまって下りてみます。しばらく進みましたが、かなり下の谷底まで続いています。山頂へのルートとしては、どうもおかしい。あまりにワイルドすぎるぜぃ。
そこで、もう一度電波塔まで這い上がってみることにします。崩れ落ちかけている側道のようなところを、フェンスの金網を掴んで進んでみると、何と反対側に道がありました。やれやれ。そこを歩いていくと、途中に右側に下り階段のようなものがありましたが、無視して前へ。
ところが、先の山の斜面に差し掛かったところで、この道もやがて消えてなくなってしまいます。「仕方ない、今回は山道を諦めて林道を歩 くことにするか」と、先ほど無視した階段を下りてみることにします。どこへ出るのかと、若干の不安もありましたが、雪に覆われた階段はやがて林道に合流。
もはや素直に林道を歩きます。しばらく進むと、展望台がありました。白木山方面から可部の街並みがよく見えます。そこから振り返ると、何と立派な上り階段。待てよ、これが予定していたルートだったはず。さらに下り方向を見ると、展望台の左横に広い下り道がありました。
林道をやめて、そこからは、幅が2~3mくらいはありそうな快適な道を歩きます。確かに、これなら立派に寺の参道。案内石柱も立っています。はじめは、やや勾配の急なところもありましたが、やがてトラバース気味の緩やかなとても歩きやすい道に 。
途中で、「観音坂参道」を発見。これが当初往路に予定していた道のようです。少しばかり急勾配のようですが、整備された道が続いています。いつかそのうちここから下りて、いったいどこに出るのか、下山口を確認してみたいものです。次回のハイキングテーマができました。
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