三ツ丸子山第一峰にある命令口調の山頂表示
前垰山・先垰山・三ツ丸子山縦走
先垰山を下りかけていると、三ツ丸子山(367m)が見えます。これが、ちょうど坂の 中天狗山に相対峙したときのような感じ。深く下りて、上って見ると、ここには「三ツ丸子山第一峰」の表示がありました。そして、何様のつもりか「第三峰まで歩け」と命令口調の文字も。
短くて急な上り下りを繰り返して、第二峰を過ぎ、たどり着いた第三峰山頂は大岩。展望良し、360度近い。岩の上にまたがって、周りを眺めてみます。岩船岳の山容がよく見えますが、ずいぶん遠いような感じがしました。そこから、一気に下りに入りますが、整備された柔らかいチップ道だけど、かなりの急坂。
そのまま道なりに進むと、一気に下りるのかとおもっていたら上った り下ったり、329峰を経て、どうも予定していた273峰には立ち寄らなかったようです。準備していたルート地図とは若干違うことに。結局、海岸近くの山まで進み、東斜面から植物実験所の裏へと出てくることになりました。かなりの長距離。痛みが足首を通り越して、足の指裏へと移動します。
干潟を歩くという手も考えたのですが、歩いている海岸道の位置がかなりの高さにあるので、浜まで下りていくのがひと苦労。その後にときおり見える海岸の砂浜、両端にある岩礁部分には、すでに潮が押し寄せてきているので、諦めることにしました。
結局、実験所からはずっと海岸道を歩くことにしましたが、多少の坂はほとんど気になりません。水族館までたどり着いたところ、キリっとした人力車の車引きの女性から営業挨拶を受けます。絵になる感じでしたが、向こうは商売しているので、何となく今回は言い出せず。
それでも「写真を撮っても良いですか」とダメ元で厚かましく、一応声をかけてみれば良かったかななどと、心の隅の方で少しクドクドと後悔しながら歩き続けて、はじめはずい ぶん遠くに見えていた桟橋にようやく到着しました。
データの整理があるので、沢山の乗客が並んで待っていたフェリーを一便やり過ごします。次の便にと立って並んでいると、自分の前だけを何度も人が横切ります。作業を しているのに、腹立たしいと思っていると、ちょうど売店への通路にあたるとろに立っていたようです。
作戦が効を奏してフェリーでは座ることができましたが、帰りの列車はなぜかしら、イタリア語で大話をする団体など乗客でいっぱいでした。立ったままでしたが、それでも整理作業をしていると、あっという間に西広島駅に到着してしまいました。(了)
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