岩船岳の稜線には急峻なコブが3つ
岩船岳縦走ハイキング
はじめの岩コブをよじ登ると、予想どおりまだ西向こうに高いコブがあります 。急坂を下りてさらに上っていると、コブに乗り上げる前に、奇妙な重なり具合で船の舳先のような形に見える岩の間を通り抜けます。確か、これが岩船岳の名前の由来とか・・・。
乗り上げたコブは展望もあるし、これが山頂かと思っていると、その先にも、もうひとつ木に覆われているコブが見えます。少し悩みましたが、ここには山頂表示もないから、ひょっとしたらと思って行ってみることに。もし、向こうに展望がなかったら引き返すつもりでした。
ところが、再び急な岩場を下って上ると、少し広いコブ。ここに岩船岳(466.6m)の山頂表示がありました。しかし、ここは見かけどおり木に覆われて展望はありま せん。そこで、左手(南)に突き出ている岩場を見つけたので、その先に進んでみます。
すると、そこからの眺めの素晴らしいこと。阿多田島、並ぶカキ筏と漁船、そして宮島の西端とともに大竹から岩国以西の地域が見えます。さらに東を振り返ると、いつも見る江田島も違った角度から。ここで昼食タイムにします。
ほぼ予定どおりの時刻。風は穏やかですが、日が差したり雲に隠れたり。景色を眺めながら、ゆっくりめに食事をしていると、だんだん寒くなってきました。出発することにします。来た道を下りはじめたのですが、せっかくだから、ついでに山頂コブの西端まで行ってみることに。
山頂表示地点から西側は少し道が荒れているような印象。急傾斜の下り道を確認して戻ります。コブを歩き返しながら、岩船岳の遠望では、大きなモグサ、イソギンチャク、もしくはモヒカン頭のようなコブが3つ並んでいたことを思い出しました。
コブの急坂を下りて青海苔浦分岐へと進んでいると、おりよく男性ハイカーが上がってきました。ここまで歩いてくるハイカーなら、東側ルートにも通じているかもしれないと、たずねてみます。すると、20年位前にこのルートをつくったときに歩いて以来、2回目だとのこと。
それにしても山道をつくったくらいだったら、ここの地理に詳しいかもしれないと期待しましたが、東側ルートのことは知らないらしく、残念ながらチンプンカンプンのやり取りに。どうするべきか迷ってしまいましたが、青海苔浦分岐に14時より早く着いたら下りてみようと、心の中で密かに決めます。
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