再び想定外の前垰山に上ってしまうことに
岩船岳縦走ハイキング
三々五々フェリーを下りてきた大人数のハイカーは、桟橋前の広場に 一旦集まって弥山に向けて出発するようです。山頂からあふれ出さないかと、要らぬ心配をしながら、さらにはその内、何人かは、同じように岩船岳方面をめざす人もいるかもしれないと思いつつ、ひとりで身軽に先行します。
まだ朝早いので、町屋通りを抜けた後は、商店街ある下の道を歩きます。観光客もまばらなので、歩きやすい。しかし、水族館への道は、下を通ると若干大回りになってしまいました。平清盛館や水族館の前を通ると、職員から挨拶の声。
今回も大元公園から入ります。ルートの入り口と思しきところを過ぎて、前峠山からのルートの登山口はどこにあるのか、できれば確認だけはしておきたいと思いながらと歩いていると、ひとつめの三方分岐。
これを、前方真中を進んで前垰をめざします。この時点では、まだ谷ルートに沿っていたのですが、次にぶち当たった三方分岐。どうするべきか迷ってしまいます。この前もあったはずなんだけど・・・。左側にも道があるように見えたのですが、藪に見えたので真中を進んでしまいます。
ところが、この道、歩いていると谷から離れて、どんどん 上って行きます。ひょっとすると、これが前峠山へ向かうルートかもしれないと気づきましたが、「ええい、ままよ」と進むことにします。予定外の負荷になると悲観していたところ、思いもしない収穫。
前回の経験から、前垰山は見晴らしが良くないと決めつけていましたが、山頂に至るいくつかの岩の上からのパノラマ展望。高さに尻がゾクゾクしますが、素晴らしいものがあります。歩いていると、ハイカーに追いつきます。出会った時刻からして、フェリーのグループとは別でしょう。
男性6人で前後半分に分かれて歩いていました。聞いてみると、前垰山から弥山に上るらしい。そんなコース設定もあるのかと思いながら、先行させてもらいます。その後に、あまりにも急な岩場。そこをやり過ごして、休まず山頂を通過します。垰への下り道は。前回体験した感覚より歩きやすい。
峠からは何度か通った道に。谷川直前の急坂を下りて、多々良林道へ乗り上げ、先垰口へと進みます。先垰では、青海苔浦へ続く道があるのをチェック。この方面への案内表示はありませんでした。仮に「東側ルート」としておきます。
気分的にひと息ついて、西側ルートから岩船岳をめざします。シダ藪に覆われた下り道、片側急斜面で道幅が狭いところもところどころあります。道中から眺める岩船岳は、はるかに遠い。しばらくすると、整備された広い道になりました。道中でイノシシの糞と掘り跡を見つけます。
351峰へは急登。それ以外は、だいたい稜線を伝う、 なだらかなルートですが、ときどきシダ藪。やがて、青海苔浦分岐を過ぎて、しばらくすると、岩船岳まで後40分の表示、うわさに聞いていた稜線に乗り上げる急登に入ります。しかし、幸いなことに、それはそれほど長くは続きません。
つづき:岩船岳の稜線には急峻なコブが3つ
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