川上弾薬庫をとり巻く広大な領域のフェンス
深堂山ハイキング
入口から一気に深堂山に上ったつもりだったのにぃ・・・。おそらく、谷道を通って手前のピークに乗り上げたに違いない。でも、途中で分岐は見当たらなかったけどなぁ。後から国土地理院の地図を見ると一本道。どうもネット地図がいい加減だったようです。
面白くないことに、深堂山山頂からの展望はほとんどありません。昼食も済ませているので、ほとんど休まず下山に入ります。いきなり、補助ロープが張られた道。さっきの斜面上りを考えるとさもありなむ。その後の道中も、両側は林ばかり、展望できそうなところはありませんでした。
歩き続けていくとやがて、今坂垰に到着。垰に交差する山道によくある転げ落ちそうな急坂を下りて、さらに向こう側の斜面を上ります。そこからしばらくは、落ち葉が積もっていますが、緩やかな山道。気楽に歩いていると、突然、有刺鉄線を張りめぐらせたフェンス。
掲げられている掲示板をみると、米軍川上弾薬庫の敷地になっているようです。立ち入り禁止になっていて、違反すると日本国の法律で罰せられるとしています。上から下まで有刺鉄線で、おまけに忍び返しまであり、イタズラ気分ではとても立ち入ることはできそうにない。
なるほど、弾薬を管理している以上、致し方ないのかと思っていましたが、このフェンスが延々と続く。しかも、なぜか稜線のほとんどを占めていて、外部 の者が歩けるのはようやく人ひとりが通れるくらいの幅。しかも、敷地内には模擬階段も作られているのに、こちらは岩が邪魔している裸地。
何となく、シャットアウトされていることに腹立たしさを覚えながら歩きます。しかも、これまでと同じく、木が生えているので眺めは悪い。一部で、土を盛り上げてつくっている弾薬庫のようなものが眺められます。振り返ると深堂山が見えるところも。その山容は思っていたより美しい。
今坂垰からの縦走ルート。464峰、410峰、467.2峰そして最後に344峰と続き、結構標高がありますが、ずっと人工物のフェンス沿いに歩くことになるので、何やら 林道を歩いている感じがして、あまり面白味がありません。二度目に歩くことはないかも・・・。
麓近くなってから金網になったフェンスは、線路に至ってもしばらく続きます。下山口は道路に交差するところ。とは言っても、何の表示もなく、切り立った斜面で終わります。フェンスをつかまないと下りることができない急斜面です。
そこから再び八本町駅をめざして歩きますが、道路は一旦北から東 へ向かいます。つねに線路と接しているわけではないので、駅がどの辺りにあるのか、見当がつきません。線路と側道の様子をみながら、勘を頼りに進み、何とかたどり着くことができました。(了)
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