Gを加速に利用できる緩やかな道を下りる
福王寺山ハイキング
やがて、林道の終点と交差するところに下り階段。駐車スペースのある広場を経て、そこからさらに参道が続いています。これまでより、少し狭くなります。途中で道の真中にチョロチョロと這い出してきた小さなネズミを発見。こちらと目が合ったとたん、藪に逃げ込んでしまい、カメラを取り出す暇なし。
しばらくすると、石階段がはじまります。雪が積もっているので慎重に歩を進めて、福王寺に到着。かなり大きな規模の荘厳な建物です。弘法大師の時代からということですが、よくこんな山の上に建てられたもの。静かな金亀池を眺めた後、山頂をめざしますが、道が分からなくなってしまいます。
それらしき方向に、鳥居の立った神社らしき建物。その背面の林が明るくなっています。そこに乗り上げる道はないようなので、斜面を這い上がってみると、思ったとおりルートがありました。そこから右方向へと進むと、案内表示があったので確信して、山頂へと向かいます。
下りが心配になる急坂を上ると、三鬼堂という祠。山頂はここからまだ先らしい。勾配は緩くなりますが、長いながい道程でした。ようやく到着した山頂、展望はほとんどありません。林の上から向こうの山が見える程度ですが、転がっている丸太に座って、思っていた以上に遅くなった昼食をとることに。
冷えてくるので、素早く切り上げます。そして心もち速めに歩きながら、今度は正規のルートで寺に帰ります。途中、寒々とした異様な枯れ林を過ぎて、道は本堂の裏手に出てきました。知る人ぞ知る道か。門のところで寺の人に出会います。さらに梯子に上って照明を修理している人。
参道を下りて、展望台の下でひと息。犬を連れた人が林道を歩いてきます。「ここまで上がってきたのですか」と聞くと、「はい、・・・・・・上がって来たんですよ」との返事。はじめの方がよく聞こえませんでしたが、問い返したりせず、そのままに。
展望台横のルートを下りていきます。再び犬を連れた別の散歩者とすれ違い、服装からも里が近いことを予感。Gを下りの加速することができる緩やかな勾配が続きます。途中、下りの急斜面に例のピンクテープ。覗き込んでみると、やはり奈落への道かと思われましたが、結局ルートを跨ぐ近道。あまり意味はなさそう。
やがて道は、巨大な砂防ダムの傍を通って下り口に。残念ながら、墓地へ入る側道の入り口は、確認できませんでした。見過ごしてしまったのかもしれません。そこから勾配のある住宅街の道を抜け、往路と同じように国道を経て、さらに信号のある幹線道路をわたります。
あと少しで太田川沿線の道路に出るとあたり、ゴミ収集車が、進行方向をふさいでいたので、地図をチェックしながら左折します。この道はクルマの交通量が少なくて歩きやすい。ようやく駅までたどり着き、ハイキングのデータを整理。上りはじめで道に迷ったので、予定より時間がかかってしまったようです。
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