己斐垰縦走路にスズメバチの巣は見当たらず
忠告を受けたスズメバチの巣にどう対処するか。そういえば 、去年だったか、武田山山頂でスズメバチが脇の間を通り抜けたけど、「何ともなかったぜぃ」。自然体で、不要に刺激しないことが一番などと考えながら、近づいた己斐垰。
それでも少しばかり気を配りながら歩きましたが、大茶臼山からの下り道にも、柚木城山への上り道にも、スズメバチハイカーの指摘した巣らしきものは見あたりませんでした。結局、「伴垰の二匹のマムシ」と同じ類の話でしょうか。
柚木城山ルートもほとんど人の気配がないので、誰にも会わないのかと思っていましたが、山頂近くで、女性ハイカーとすれ違います。しばらくして、そのときから気配を感じていた先行者に追いついてしまいます。ゆっくりと歩いている男性ハイカー、挨拶して追い越させてもらうことに。
山頂(339.4m)につくと、きれいに下草が刈られていて、何と、木の枝を束ねたベンチが造られています。おまけに、掘っ立て小屋の骨組みのようなものまで。さっそくリュックをベンチに置いて、そばで休んでいた夫婦ハイカーに、用途をたずねてみましたが、もちろん分からない様子。
彼らは、山頂の木々に留まる鳥をウォッチング していました。そこで、前回の順コース縦走で見かけたノスリとカメラハイカーの話をします。話の流れから、なぜかしら「縦走中」ということに及びます。そこへ先ほどの先行させてもらったハイカーが登頂してきました。さっき挨拶したばかりなので、会釈で済ませますが、大きなリュックを背負っていたのが印象的。
南西側の下り道にも、驚いたことには手すりが作られています。次の鉄塔南側の雨水路のような道と、そこからしばらく進んだ急坂にも模擬階段。ありがたいことに、地元の人が造ってくれたのか、それとも、宅地造成の関係でしょうか。さらに、315峰の山頂北側ルートのシダ藪もきれいに刈られていて歩きやすいこと。
315峰山頂ベンチで靴紐を調整し終わってまもなく、柚木城山で追い越したハイカーが上ってきました。さっき追い越し際の速度からするとずいぶん速い。夏以外のシーズンには何度か上っているというので、藪が刈られていたことに気がついたかどうか。柚木城山の造成と関係があるのかなどと話しかけてみますが、何となく返ってくる答えが鈍い。
話を聞いてみると、呉から来て、大町から東峰までのやまなみコースを縦走しているとのこと。それで地元のことには、あまりピンとこなかったのかもしれません。「気をつけて」と激励しあって、先に鬼ヶ城山へ向かって下りて行きます。追われる立場になってしまったので、気持ちだけ速めのマイペースで進みます。
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