根の谷川口への急な下り坂で転倒に次ぐ転倒
547峰、575峰、南側の林が開けて少しだけ展望のある大槌山(600.7m)、711峰、 さらに695峰と続き、再び斜面上りもあってクタクタに。もう少しで白木山と、「トラバース道」から鞭打って歩いていると、山頂への登山道に合流しました。残りの急登を上りきって、ついに白木山山頂(889.6m)に到着。
何と予定をオーバーして午後1時40分です。数人が休んでいましたが、行きの列車で白木山駅に降りたハイカーは、当然ながら見当たりませんでした。湿度は71%ですが、気温17.7℃と快適。幸いなことに、夏に上ったときモブれついてきたコバエもいません。ここで遅い昼食をとります。
曇り空で、雨までポツポツ落ちてきましたが、遠方の 風景は絶景。阿武山や武田山がずいぶん南の方に低く見えます。それにしても、白木山以西の縦走路を歩いてみて、東側ルートも歩きやすいのでは妄想していましたが、実際に歩いてみるとかなりハードでした。リタイヤしたいといった気持ちが、ふと脳裏をよぎりますが、しかし、それ相応の理由がない。
ナンクルナイサァと予定のルートを下りはじめます。今回は山道を歩くことにこだわらず、疲れないよう林道を進むことにします。796峰の鉄塔を見上げながら進みます。林道途中の眺めの良い場所からは、送電鉄塔や反射板がずいぶん遠くに。前回通らなかったカーブミラーから下りる山道だけは、歩いてみることにします。入口は藪戻り、急坂で滑って尻餅。
デジタル電波塔のある758峰も山頂を回避して、突き当りまで林道を歩き、展望を堪能した後、山道に乗り上げます。鉄塔のあるコブを越え、急坂を上ったところをトラバースして分岐へ。進路を間違わないよう案内板をよく確認して南西へ進みます。反射板のある675.4峰を過ぎると、下りでも汗が出る急坂が続きます。
さらに551峰を過ぎたあたりから、砂と落ち葉で傾いて引っかかりのない難儀な模擬階段。悪夢に出てきそうです。滑るので、下り道にもかかわらず、ゆっくりとしか歩けません。つかめる樹木もそばにない。もっとひどいのは三連鉄塔を過ぎてから、今度は砂と落ち葉が敷き詰められた急坂。
ついにヘアピンカーブで、転倒。そのときに右手の母指球で身体を支えることになってしまい、痛めてしまいます。そこからも、片側急斜面の不安定な道 。危ないので、そろりそろりと歩かざるをえません。それでも滑って転倒します。何とかかんとか、根の谷川の登山口に到着したのは4時31分。今回は全行程18㎞の少しハードな縦走になってしまいました。
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