315峰山頂に置かれていたマムシの亡骸を観察
久しぶりに歩く捻れ階段、休まずに上りますが、やはり少しばかり息が切れます。急登を凌いでたどり着いた315峰山頂は、西側の木々が前より茂っているような感じ。そして、上り口そばの低木の下に、体長30㎝くらいの小さなヘビ。じっとして動きません。どうも死んでいるようです。
ひと息ついて、景色を眺めた後、もう一度ヘビをよく見てみると頭がありません。そばに紙切れ。何やら文字が書かれている。「山頂で捕らえました。マムシのようです。草叢にご注意を」といった意味のことが・・・。確かに、身体の模様はよく見るシマではなく、菱形に似ています。
それにしても、マムシというだけで目の敵にするのはどうかと思います。「性質は臆病で、よほど接近しすぎない限りはマムシの方から人を咬みに来ることはない」(『Wikipedia』)というのに・・・。でも、おかげさまで、めったに出会うことのないマムシの実物をじっくり観察することができました。
ところで、315峰山頂から柚木城山ルートへの下りは、しばらくシダが生い茂った道が続きます。11月ころまで、山道ではマムシかどうかを問わず、ときどきヘビを見かけることがあります。しかも、今回はズボンの裾を膝まで捲くっているので、いつもより慎重に歩きます。
柚木城山(339.4m)の稜線を歩いていると、造成工事の様子がチラチラ見えますが、林越しなのではっきりしません。そこで、ダブル鉄塔から振り返って、しっかり眺めてみると、西側分岐の鉄塔あたりまでは山がありますが、それから先の山裾は削り取られて、草沼道までの道はすでになくなっているようです。
もっと早い時期にチャレンジしておけば良かったのですが、まさかこんな大規模な造成工事が行われるなんて・・・、まったく「想定外」の事態になってしまいました。残念ですが、柚木城山未踏ルート探索は諦めることにします。いつかそのうち、造成工事が完了したころ、また考えてみることに。
大茶臼山展望岩には誰もいませんでした。気温23.5度、 湿度44%で快適。少し遅い時間ですが、予定通りここで昼食をとります。目の前に広がる工事現場をあらためて眺めてみると、全体的にはまだ植生を伐採した段階か。尾根が文字どおり地下に張りめぐらされた「根」のように浮き上がって見えます。
参考サイト:ニホンマムシ(画像)
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