貧者が長者山直登ルートに挑戦する
上りきってみると、みつぎ団地との間は立石川が流れる大きな谷になっていました。 地図を読みきれていなかったので、改めて感心します。谷へ下りる道(おそらく旧道)に入る手前で、山歩きスタイルに着替えをしていると、スカイレールに同乗した2人が追いついてきました。
どう見てもハイキングスタイルではないとは思いながらも、同方向へ来ているので、「山に上るん?」と聞いてみました。すると、「家へ帰るところ」との応え。なるほど、そう言われてみると、まだ住宅地が続いていました。それにしても、瀬野駅からはスカイレールを利用しても、結構なアップダウンです。
橋をわたり車道を越えて、半円の側道に入って大きな民家を過ぎたところに、山に向かう道を発見。案内表示はありませんが、見当をつけて緩やかな道を進みます。しばらくすると、直進して墓地へ向かう道と、右に折れて谷川へ向かう道への分岐。地図は手書きなので、テープを頼って谷川方面へと向かいます。
この前ウシアブに襲われた東中倉山・八世以山はすぐ近く。ひょっとしたら再び出会うかもしれないと、今回は虫除けスプレーを準備してきました。アブが出たときにと思っていましたが、谷はどこでもコバエや蚊がまとわり着いてくることを思い起こして、すぐにスプレー。持っていると使いたくなるものです。
しばらく歩くと、尾根に乗り上げます。そして274峰をすぎると少しの間、緩やかですが、シダの生い茂った、倒木の多い道。しかし鉄塔までは急坂に。テープを頼りながら歩きます。鉄塔で少し息を抜いて振り返ってみます。さらにすすんで縦走路へ向かう道を確認。しかし、分岐している直登ルートらしき道にも、テーピングがあるので、今回はこちらを上ることにします。
さすがに、勾配はかなりキ ツくなります。そして、少しずつクモの巣きり仁左衛門に変身しながら、展望のある岩場に上ります。瀬野から鉾取山方面にかけての眺め良し。しかし、まだ上があるようです。さらに上って、ようやく長者山山頂(571m)に到着。サイトによって評価が異なりますが、ここからも十分展望があります。しかも、さっきの岩場より一段高いところからの眺め。
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